女性が夢を持って、いきいきと生き、働き、働く喜びを語れる環境を整えていくことを目的として、「女性・学生向けキャリア支援事業」「女性起業家・起業予定者向け支援事業」「企業・人事担当者向け支援事業」「教育機関向けキャリア支援事業」の4本柱を展開しています。
インターンシップで担当した業務内容
就職活動中の女子学生が自分らしい未来を描けるようにサポートすることを目的としたWebサイト「palette」の企画・記事作成・運営。
インターンシップのゴール
女子学生向けのWebサイト「palette」の立ち上げ。
-インターンを始めようと思ったきっかけは?
残りの学生生活で「やりきった!」という挑戦をしたいと思ったからです。1日や2日ではない長期間のインターンシップを知り、興味を持ちました。
-一般社団法人女性の未来を選んだ理由は?
進路指導など生徒のキャリア支援に関わる教員に興味があったので、教員とは異なる立場でキャリア支援に関わることができると思ったからです。また設立1年の新しい会社で、代表者と直接やりとりできそうなところも魅力的でした。
-印象に残る仕事はありましたか? その感想も教えてください。
2つあります。1つ目は代表の長村さんと相談して、当初の予定から、私がやりたいと考えたWebサイトの内容に変更したことです。これまでは指示されたことをこなすのを得意としてきたのですが、この時は自分の考えや意見を言葉で伝えることができ、かつ受け入れてもらえたので、自信につながりました。2つ目は記事のインタビュー先を探していた時のことです。株式会社栄水化学の松本社長に「取材に協力する企業のメリットは何ですか?」とたずねられて、取材先のメリットまで考えていなかったことに気づけました。
-インターンシップを経て、「自分が成長したなあ」と思うところは?
自分の短所に気づけて克服するチャンスも得られたので、インターンシップを通じて1歩踏み出せました。
-今回のインターンシップで学んだことを、今後どのように生かしていきたいですか?
以前は漠然と「教員として働きたい」と考えていましたが、今は「誰かのチャレンジや1歩踏み出すサポートや仕組みづくりをしたい」と、やりたいことが明確になりつつあります。また、在宅勤務で業務を時間管理する経験もでき、タイムマネジメントを意識するようになりました。日常生活にも良い影響が出ていると思います。
-最後に、尼崎で働いてみた感想を教えてください。
インターンシップ中に、尼崎の方々と交流する機会が何度かあり、みなさんからいろんなことを教えてもらったり助けてもらったりしました。温かくておもしろい方、そして尼崎を好きな方が多い印象を持ちました。
■続いて、代表理事 長村 和美さんにインタビュー
長村 和美 一児の母として子育てをしながら、株式会社栄水化学に勤務。社内で「女性が働きやすい会社づくり」を推進、その経験やノウハウ等を生かすために、一般社団法人女性の未来を設立した。
-インターン生を受け入れようと思ったきっかけは?
3つあります。1つ目は、平成27年度の法人化以降、一人でできることに限界があり、本格的に事業を進めるために学生の力を借りようと思ったことです。2つ目は、これからの女性の働き方を考えた時に、在宅や短時間勤務の仕組みを整えるためのテストケースにしたかったことです。3つ目は、尼崎市がインターンシップ事業を進めるにあたって事業に参加しておきたかったことです。
-インターン生の北井さんの活躍ぶりはいかがですか?
とても優秀だったので、少し高めのハードルを与えてもこなしてくれました。ただ、自分から発信するのはあまり得意ではないように感じたため、「どう考えているのか」「自分ならどうしたいのか」を聞くようにしたんです。それに応えるように努力することで、後半には報連相を重視し、1つの課題にも複数の代替案を持ってきてくれるようになっていました。
-インターン生を受け入れた成果はありましたか?
本人の意見を聞いた上で、当初予定していたものからプロジェクト目標を変更したんです。そのおかげで、尼崎市内の中小企業の良さを、Webサイトで発信できる状態まで持っていくことができました。また、女子学生向けのアンケートを実施して、女子学生はもちろん、その保護者世代の職業観まで知るという成果を得ることができました。
-社内に変化はありましたか?
在宅勤務のメリットや課題が見えてきました。また、女子学生やその保護者の職業観、考えを知ることができたので、今後の事業に活用できると思っています。
-インターン生の北井さんへメッセージをどうぞ!
インターンシップでの経験や自分で考えて「やりたい!」と思ったことを企画・実施した自信を、就職活動に活かしてほしいと思っています。
-最後に、尼崎で働く魅力について教えてください。
昔から外から来た人を受け入れて工業を発展させてきたこともあり、よそ者を快く受け入れる風土があるように思います。また、古くから続いていて現在2代目・3代目の社長となっている企業が多く、人材を大切にしている会社が多いように感じます。良い企業の右腕になれるチャンスがあるのではないでしょうか。
一般社団法人女性の未来