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尼崎・立花にイタリアン「インフェルネット」 ローマ風カットピザ主力に

水守さんと妻のLunaさん。店名のInfernettoはLunaさんの出身地でローマ近郊の海辺の街

水守さんと妻のLunaさん。店名のInfernettoはLunaさんの出身地でローマ近郊の海辺の街

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 尼崎のJR立花駅近くに「ローマ風カットピザ」を提供するイタリアン「インフェルネット」(尼崎市七松町2、TEL 090-9863-1682)がオープンして1カ月がたった。

ピザ2種、野菜とチキンのグリルがセットになったランチ

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 イタリア・ローマで手軽なソウルフードとして親しまれている「カットピザ」を中心に、オーブン料理を提供する同店。丸いナポリ風ピザと異なり、鉄板にパンのようなふっくらとした生地と具材を隅々まで敷き詰めて焼き上げ、食べやすいサイズにカットして提供するのが特徴。店舗面積は約50平方メートル、席数は15席。

 大阪のオステリアでイタリア人シェフの下働いていた店主の水守光さんは、当時出会った妻Luna(ルナ)さんの両親に結婚のあいさつをしようとイタリアを訪れ、ローマで食べた「カットピザ」が気に入ったという。「小さめサイズだから、一人でもいろんな種類が食べられる。持ち帰った翌日も温め直せばちゃんとおいしい。ナポリ風ピザの店は日本にたくさんあるのに、カットピザの専門店は自分の知る限りまだ国内に数店しかない。これは自分でやるしかないと思った」と水守さん。ローマで1年間技術を学び、本場の専用オーブンを日本仕様に特注して取り寄せ、同店をオープンした。

 メニューは、15センチ×8センチのカットピザで「マルゲリータ」(モッツァレラ、バジリコ)「メランザーナ」(ナス、モッツァレラ、オレガノ、以上320円)などトマトベースを8種、「サラミ」(サラミ、いちじくジャム、ペコリーノチーズ、320円)、「アフミカート」(スモークプロヴォロラチーズ、生ハム、450円)などチーズベースを7種、ピザ生地のサンド(4種、650円~)、ローマ風ライスコロッケ「スップリ」(220円)、ローストチキン「ポッロ」(400円)などをそろえる。

 ランチメニューは、「ラザニア サラダ付き」(800円)、ピザを2種類選べる「カットピザ 小さなローストの前菜付き」(750円)を用意する(日によって異なる)。材料の野菜は近郊のオーガニック野菜を中心に使う。ピザはテークアウトにも対応する。

 ドリンクメニューは、「エスプレッソ」「コーヒー」(以上350円)、「ミネラルウオーター」(150円)、サンペレグリノのフレーバーソーダ「キノッタ」、濃厚な果物ジュース「YOGA」など現地で人気のカフェメニューもそろえる。アルコール類はワイン12種(グラス=600円~、ボトル=3200円~)、発泡赤ワイン「ランブルスコ ロッソ」(400円)、イタリアンビール「モレッティ」(750円)などを用意する。

 ルナさんは「イタリア人でもナポリ風ピザは『耳』を食べきれず残すことがある。でもカットピザは端まで具が載っていて、食べたい分だけ買えるのがいいところ。ローマの味を楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

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