ボートレース尼崎(尼崎市水明町)で11月19日・20日、世界と日本全国のご当地ちゃんぽんが集まるグルメイベント「ワールドちゃんぽんクラシック2016」が開催される。
ご当地ちゃんぽんによる街おこしを全国に広めようと、2011年九州でスタートした同イベント。各地の特産品や地域の特色を生かした個性豊かなちゃんぽんを一堂にそろえ、毎年数万人の来場者を集めている。今年は市制100周年を記念し、尼崎での開催となった。
今回は国内外から12チームが参加する。イベントの発祥でもある長崎の「小浜ちゃんぽん」をはじめ、車エビなど大ぶりな魚介類の具材が特徴の「天草ちゃんぽん」(熊本)、鉄鋼業の街のソウルフード「戸畑焼きちゃんぽん」(福岡)、具材に特産のじゃこ天を使った「八幡浜ちゃんぽん」(愛媛)、1世帯当たりのカレールウ消費量日本一を誇る鳥取の「鳥取カレーちゃんぽん」、今回初出店となる小松菜スープが特徴の「高根沢焼きちゃんぽん」(栃木)、シジミやホタテのダシが利いた「網走ちゃんぽん」(北海道)など。海外からは辛みとあっさりスープが特徴の「韓国ちゃんぽん」が参加。韓国では、全土でちゃんぽんが親しまれているという。
市内からは4店舗がそれぞれの味の「尼崎あんかけチャンポン」を紹介する。ショウガとダシの利いたスープとうどん麺が特徴の「駒川」、鶏ガラスープとハマグリの具材が入った「極楽湯尼崎店」、濃い味のあんで昔ながらの味を守る「淡海」、「尼チャン」の愛称で親しまれる「天遊」が出店する予定。
運営委員で「駒川」店主の江上隆司さんは、イベントテーマ曲「尼崎あんかけチャンポンの歌」の作詞・作曲・歌を手掛けている。「ボリュームたっぷりのあんで働く人のおなかを満たしてきた、尼崎のちゃんぽん。歌詞には、個性豊かな各店の味の特徴を盛り込むよう苦心した。尼崎といえばあんかけチャンポンと広く定着してほしい」と話す。
開催時間は両日共10時~16時。ちゃんぽんは1杯400円~。入場無料。