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尼崎・貴布禰神社で夏季大祭 ぶつかり合うだんじり「山合わせ」に歓声沸く

激しくぶつかり合うだんじり

激しくぶつかり合うだんじり

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 尼崎市の貴布禰(きふね)神社(尼崎市西本町6、TEL 06-6411-0170)で8月2日、「貴布禰神社夏季大祭だんじり祭り本宮」が開催された。

沿道にはたくさんの見物客の姿が

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 約300年の歴史があり、夏の風物詩として地域住民に親しまれる同祭り。本宮のクライマックスを飾る「山合わせ」は、だんじり前方の肩背棒を相手の肩背棒の上に乗せると勝ちというルールの下、2台のだんじりを激しくぶつけ合うもので、全国各地から多くの見物客が訪れる。

 同日18時過ぎ、同神社周辺の各町から8台のだんじりが参加する総当たり戦がスタート。相手の動きを見ながら少しずつ間合いを詰めたり、勢いよく突進したりとさまざまな戦法が展開される中、太鼓と鐘の演奏に合わせて重さ約4トンのだんじりがぶつかり合うと、「メリメリ」「ミシミシ」と木の摩擦音が響き渡り、沿道からは大きな拍手と歓声が沸き上がった。

 貴布禰太鼓だんじり保存会・事務局長の太河原浩次さんは「新しく尼崎へ移り住み、だんじりを知らない方も増えつつある。より多くの人に知ってもらい理解を深めてもらおうと、街の清掃活動などさまざまな取り組みを進め、今年も祭りを行うことができた。これからも尼崎の伝統を守り、全国へPRしていきたい」と話す。

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