阪急武庫之荘駅北側に3月18日、バー「hospitalite(オスピタリテ)」(尼崎市武庫之荘1)がオープンした。
店主の伊添雄策(ゆうさく)さんの前職は大工。「いつかバーをやってみたい」と漠然と考えていたところ、スナックを経営していた母親が店を閉めることになり「自分の店を同じ場所に開こう」と一念発起。昼は大工、夜はバーで修業する生活を続け、開店に至った。
大工経験を生かし自ら改装したという店内は、木材を基調とした温かみのある雰囲気。伊添さんは「知人の協力を得て作業を進めていった。開放感が出るよう窓を広く取ったり、カウンターに木目が浮き出るよう加工した木材を使ったりして、ぬくもりを感じる居心地の良さを重視した。今も気になるところに少しずつ手を加えている」とほほ笑む。
アルコールは、ウイスキー、リキュール、ワイン、焼酎など約60種類を常備。「飲みたいものが決まっていないお客さまには、好みや気分を聞いて数種類のリキュールなどを提案し、香りを確認してもらう。そうすることで会話が生まれ、ニーズに応えることができる」と伊添さん。「店名はフランス語でおもてなしという意味。『もうこんな時間や』と思うほどくつろげる空間を提供していきたい」と意気込む。
営業時間は20時~深夜。日曜定休。