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伊丹市昆虫館で「だっぴ」テーマの企画展 国内最大規模、200種3万点の標本展示

ヒキガエル脱皮映像に見入る親子

ヒキガエル脱皮映像に見入る親子

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 伊丹市昆虫館(伊丹市昆陽池3、TEL 072-785-3582)で現在、「昆虫の脱皮」にスポットを当てた企画展「だっぴ~ひと皮むけましてん~」が開催されている。

会場内は脱皮が行われる夜をイメージ。看板も脱皮している

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 一般では目にすることが難しいが昆虫館では日常的に見られる「昆虫の脱皮の瞬間」を、映像や標本を交えて紹介する同展。

 セミ、トンボ、カブトムシ、チョウ、バッタ、ゴキブリなどの昆虫、イセエビ、タラバガニなどの甲殻類、シマヘビ、ニホンヤモリなどのは虫類、クモ、ゲジなど総計約200種3万点以上の抜け殻標本を展示する。

 会場では、同館スタッフが撮影したセミ、カブトムシ、アゲハ、ヒキガエルの脱皮の映像や、「今にも脱ぎそう」な幼虫やさなぎを集め、「運が良ければ」脱皮の瞬間を目撃できる「生体」コーナー、写真やイラストで脱皮のメカニズムを解説したパネル展示、スタッフが手作りしたパラパラ漫画や変身ぬいぐるみ、脱皮中の虫になりきって撮影できる「顔ハメ」コーナーなど、楽しみながら脱皮を学べるさまざまな工夫も凝らしている。

 同館学芸員の野本康太さんは「これだけの抜け殻コレクションは当館でしか見られない。特にヘラクレスオオカブト、ツダナナフシ、コノハムシといった希少種の標本は幼虫からの飼育に成功している当館ならでは。体毛や触角の一本一本までを脱皮する標本を観察して、虫たちの生きる力を感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~16時30分(入館は16時まで)。火曜休館。入館料は大人=400円、中学生・高校生=200円、3歳~小学生=100円。4月18日まで。

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