尼崎市の橘(たちばな)公園(尼崎市七松町1)で7月19日、「100万人のキャンドルナイトinあまがさき2015」が開催される。
「電気を消して、スローな夜を」を合言葉に、全国各地で開かれている同イベント。尼崎市では2005年からスタートし、今年で11回目を迎える。同公園内と隣接する市役所の電気を消し、キャンドルの明かりを見つめながら、家族や友人、その場に居合わせた人同士が、ゆっくり会話を楽しめる空間となっている。
イベントで使用されるキャンドルは、近隣の小学校3校の児童が給食の廃油を利用して製作。キャンドルホルダーに使用する牛乳パックやキャンドルを固める凝固剤などは、尼崎市にゆかりのある企業や施設から無償で提供されている。
会場では、市内で活動するグループや学生サークルによる和太鼓、大道芸、フラダンス、アカペラコンサートなどを予定するほか、飲食ブースも出展。使われるマイク、スピーカーは電池式のものを使用し、ブースも一切電力を使わずに営業する。
同イベント実行委員会代表の東朋子さんは「参加スタッフはみんなボランティアで、イベント全てが手作り。スタッフの心意気で成り立っている。子どもたちも、イベント後に自分で作ったキャンドルを見つけて持ち帰り、会場の片付けを率先して手伝ってくれる」と話す。「キャンドルの明かりの前で語り合うテーマは、世界平和、環境問題、家族の身近な話題など参加者それぞれ自由。家族、友人、地域の人との『つながり』がイベントの主人公になれば」とも。
開催時間は18時~20時(キャンドル点灯式は18時45分~。着火ライター持参)。入場無料。問い合わせは同イベント実行委員会(TEL 0798-23-3738、平日10時~19時)まで。