阪急電鉄は現在、「阪急ええはがきコンテスト 神戸線・伊丹線・甲陽線」の作品を募集している。
「ええはがき」とは、「大阪ええはがき研究会」が提唱する街の魅力を発信する絵はがきのこと。写真やスケッチに作者の思いを伝えるコメントを添え、該当場所の地図と共に絵はがきの形にしたものをいう。
コンテストは同社の開業100周年に合わせ2010年から開催しており、6回目となる今回で全沿線が網羅される。これまでの応募総数は約4700点に上り、有名な観光地だけでなく地域住民にしか知られていない場所、個人的な思い出の詰まった場所など、地域への深い愛着のこもった作品が多く寄せられたという。
今回対象となる範囲は、神戸線の神崎川駅~神戸三宮駅、伊丹線、甲陽線の沿線地域。お気に入りの街の風景をオリジナルの写真やイラストにし、思いやメッセージなどを添えて応募する。審査結果は11月末に発表し、全入賞作品を梅田駅で展示するほか、同社ホームページでも公開する予定。佳作を除く入賞作品(16点)は絵はがきとして配布する。
同社広報部の小林さんは「沿線それぞれに独特の持ち味がある。独自の感覚で切り取った『とっておき』の1枚に、メッセージを添えて地域の魅力を発信してもらえたら」と期待を寄せる。
応募締め切りは8月31日(当日消印有効)。詳細はホームページで確認できる。