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尼崎と阪神の歴史知る「あまがたり展」 阪神電鉄大阪・神戸開通110周年で

白髪一雄『尼崎庄下川阪神尼崎』(1948年)に描かれた旧発電所は今も倉庫として残る

白髪一雄『尼崎庄下川阪神尼崎』(1948年)に描かれた旧発電所は今も倉庫として残る

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 尼崎市総合文化センター(昭和通2、TEL 06-6487-0800)で5月9日から、「歴史とアートで綴る阪神沿線 あまがたり展」が開催されている。

『阪神電気鉄道開業広告』(1905年)

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 阪神電鉄の大阪-神戸開通110年を記念し、阪神間の博物館や美術館と阪神電鉄が共同で「阪神沿線の文化110年」を共通テーマとした一連の展覧会を開催しており、同展もその一環。

 1905(明治38)年に阪神電鉄が開業した当時、尼崎には本社はじめ火力発電所、車両工場が置かれており、同社にとって尼崎は創業の地でもある。そうした尼崎と阪神電鉄との深く長い関わりを踏まえつつ、尼崎南部地域の歩みを、工業・商業・交通・芸術・文化など多様な角度から16の物語に構成し、絵画作品や歴史資料と共に紹介する。

 会期中は、学芸員による展示解説のほか、関西大学社会学部の永井良和教授による講演「私鉄沿線の文化~充実と個性の時代~」、普段は見ることのできない阪神電鉄の旧施設などを訪れる「阪神沿線尼崎わくわくツアー」といったイベントも予定している。

 入場料は、一般=500円、大・高校生=300円、中学生以下無料。6月14日まで。

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