福山通運株式会社(広島県福山市、代表取締役社長:熊野 弘幸、以下「福山通運」)および株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友、以下「T2」)は、福山通運が関東ー九州・中四国間で行っている「中継輸送」*?の一部区間にT2の自動運転トラックを組み込む取り組みを開始しました。
本取り組みでは、T2が実現を目指すレベル4*?自動運転トラックによる幹線輸送サービスで可能となる「関東ー関西間で1日1往復の運行」がオペレーション上成立するかについても検証してまいります。

福山通運 加西支店に到着したT2の自動運転トラック
「2024年問題」などに端を発したトラックドライバー不足の深刻化を見据えて、福山通運は、2027年度以降にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指すT2が2025年7月に国内で初めて事業化したレベル2*?自動運転トラックによる商用運行*?にいち早く参画しました。

福山通運とT2の取り組みについてはこちら:https://note.com/t2_auto/n/n1b35b3238d09
両社は、レベル4の実現を見据えて、自動運転トラックの活用の可能性をさらに広げるため、福山通運が関東ー九州・中四国の長距離輸送で行っている「中継輸送」のうち、神奈川県にある藤沢支店と、九州・中四国から関東向けの大量の荷物が集まる兵庫県の加西支店を結ぶ約510kmの区間に自動運転トラックを組み込み、福山通運の通常のトラックとの連携など一連のオペレーションを検証する取り組みを2026年8月26日より開始しました。
上記行程のうちレベル2自動運転区間*?は東名高速道路・綾瀬スマートICー中国自動車道・西宮北ICの約470kmで、本取り組みでは、T2がレベル4を見据えて各ICの近くに設置した「トランスゲート綾瀬」*?および「トランスゲート西宮北」*?(高速道路における無人運転と、一般道における有人運転を切り替えるためにドライバーがトラックに乗り降りする「切替拠点」)に立ち寄り、将来的な無人/有人運転の切り替えを見据えたオペレーションの手順も確認します。

T2の自動運転トラックがトランスゲート綾瀬に立ち寄る様子
T2の自動運転トラックがトランスゲート西宮北に立ち寄る様子
現状、ドライバーの勤務体系上、1名体制では、関東ー関西間で上りか下りの「片道」の運行が限界ですが、ドライバーが乗車しないレベル4が実現すれば、「1日1往復」の運行が可能となり、輸送能力は少なくとも2倍に高まると見込まれます。このため、本取り組みでは、レベル4を見据えて、藤沢支店ー加西支店の区間の運行を24時間以内に完了できるかについても検証してまいります。
両社では、今後、こうした中継輸送における自動運転トラックの活用に継続して取り組み、有効性が確認できれば定期的な運行へ移行し、レベル4に必要なオペレーションの構築に向けた連携をさらに深めてまいります。
*? 長距離輸送で中継地点を設定し、複数のトラックや貨物列車等で貨物を積み替えて運行する輸送形態
*? 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
*? ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf
*? 安全確保が必要な状況や料金所などではドライバーが一時的に運転操作
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2026/0424.pdf
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2026/0615.pdf