プレスリリース

廃棄物由来の循環資源*?を生みだす製造プロセスの自動化へ「スマートファクトリー ZERO I(ゼロワン)」に日工が自動化対応設備を納入

リリース発行企業:日工株式会社

情報提供:

日工株式会社(本社:兵庫県明石市、代表取締役社長:中山 知巳 証券コード:6306以下、「日工」)は、アミタグループにおいて持続可能な調達・資源活用の総合ソリューションを提供するアミタサーキュラー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:末次 貴英、以下「アミタサーキュラー」)が、姫路循環資源製造所内に竣工したスマートファクトリー「ZERO I(ゼロワン)」(以下、「ZERO I」)へ、当社の廃棄物由来の循環資源を製造するプラント(以下、「本設備」)を納入いたしました。

本設備は、循環資源であるセメント原燃料などの「均質化」および「サイズ制御」のプロセスを担う基盤設備として導入されたものであり、2027年を目途に循環資源製造プロセスの完全自動化を目指す「ZEROI」において、アミタサーキュラーが導入を進める自動制御システム(入荷・製造・保管・出荷のオートメーション化を支えるデータ基盤)と連動して動くものです。
2026年7月9日に執り行われた「ZERO I」の開所式を経て、本設備が本格稼働を開始したことをお知らせいたします。
*?廃棄物を加工し、天然資源の代わりとして再び産業で利用できる「原料」や「燃料」のこと。
*?アミタグループが構築を進める、モノの循環にとどまらない「社会的な価値」を創出し、サプライチ 
 ェーン全体の変革を支える事業モデル。「ZERO I」はその中核拠点として位置づけられています。


     スマートファクトリー「ZERO I」

           開所式の様子

■導入の背景
近年、地政学リスクや円安・資源価格の高騰、さらには脱炭素(Scope3)への対応や人手不足など、日本の製造業を取り巻く環境は激変しており、「必要な資源を必要な時に安定して調達する」ことが難しくなっています。こうした社会課題を解決し、社会全体で資源を循環・最適活用する社会インフラを構築すべく、アミタサーキュラーが推進する事業モデル「サーキュラー3.0」の中核拠点として「ZERO I」が新設されました。
「ZERO I」には、自動制御システム(入荷・製造・保管・出荷のオートメーション化を支えるデータ基盤)の実装が、2027年の完全自動化に向けて段階的に進められています。*?将来的に高度な自動制御システムのもと、安定した連続生産を実現するためには、現場で稼働する設備自体の「トラブルのない安定性」が不可欠です。アスファルトプラント、コンクリートプラント国内トップメーカーである日工の技術を活かした本設備は、「ZERO I」の求める要件と合致し、社会課題解決に向けた今回の採用および本格稼働へと至りました。

*? (2026.07.09リリース)
アミタサーキュラー(株)、情報編纂力で資源循環を支える拠点「ZERO I」を姫路で始動(7/9)― AI・DXを駆使した、サプライチェーンのサステナビリティ変革を支える中核拠点―|お知らせ|アミタホールディングス株式会社|アミタホールディングス株式会社|持続可能社会を目指す未来デザイン企業

■納入設備の役割
スマートファクトリー「ZERO I」は企業から排出される多種多様な廃棄物(原料)を同時期に最大18種類まで保管でき、顧客ニーズに応じた多品種の循環資源の製造が可能です。主にセメント産業向けの循環資源であるセメント原燃料を、廃棄物の100%リサイクルによって製造します。
今回納入した設備は、セメント原燃料などの循環資源製造のコアとなる「均質化・サイズ制御」のプロセスを担っています。

1. 高い混練技術による「ハンドリング*?改質」


アスファルト・コンクリートプラントで培った材料の練り混ぜ(混練)技術を活かした2軸の混練ミキサを搭載。クレーンにより投入された原料を品質のばらつきを無くし均質な状態へ練り混ぜます。クレーンにより投入された原料の重量に合わせて調湿剤を添加し、品質のばらつきを無くして均質な状態へ練り混ぜます。カメラで練り混ぜ状態を監視し、必要に応じて調湿剤の追加投入や練り混ぜ時間を調整します。今後はこの状態判定をAIによる画像診断で行い、製造工程の完全自動化(2027年内の実装)に向けて連携を進めています。



*?廃棄物の水分量や粘性を調整し、工場の機械(クレーンやコンベヤ等)での搬送や処理をスムーズに行えるよう、取り扱いやすい物理的性質に改善すること。

2. スクリーン(振動ふるい機)よる「粒度調整」




練り混ぜた材料をスクリーン(振動ふるい機)へ送り、次工程で要求される規格サイズ(40mm以下)を満たしているかを自動でふるい分けます。








3. 規格外材料の「自動ループ再破砕」



40mm以上の規格外サイズとなった材料は、そのまま排出せず、自動的に2軸破砕機(ロールブレイカー)へと送られます。破砕された材料は再度スクリーンへコンベヤにて投入(リターン)され、規格サイズに収まるまでループし続けます。



4. 完成品の「自動搬送」





材料が最適な状態・サイズ(40mm以下)に整った循環資源のみを製品ヤードへと自動で搬送・投入します。




                     フロー図(青枠部:日工納入範囲)

■今後の展望
日工は、本格稼働を開始した本設備の保守・メンテナンスを通じて、アミタサーキュラーの「ZERO I」における安全・安定稼働および「サーキュラー3.0」の実現に引き続き貢献してまいります。
当社は、アスファルトプラント、コンクリートプラント国内トップメーカーとして培ってきた技術を横展開し、新たな柱事業の構築のため、「エンジニアリング営業部」を立ち上げております。本プロジェクトのような高度な自動化設備との連携実績を活かし、単体機器の提供にとどまらず、製造工程全体の最適化・高度化を提案するエンジニアリング営業を今後さらに強化してまいります。日工は、これからも資源循環や脱炭素化を目指すあらゆる産業分野の課題解決に寄り添い、持続可能な社会の実現をエンジニアリングの力で支えてまいります。

■日工株式会社 会社概要
1919年、世界的商社であった鈴木商店関係者により創業。 スコップなどの工具製作からはじまり、今日は日本のインフラを支えるプラント機械メーカーとして事業展開を行っています。 道路舗装材であるアスファルト合材の製造設備(アスファルトプラント)における国内シェアは80%に上り、空港などの巨大インフラから生活道路などの資材供給を通して、皆さまのまちづくりのお手伝いをしています。

社  名 日工株式会社
社  長 中山 知巳
本  社 兵庫県明石市大久保町江井島1013番地の1
創  業 1919年8月13日
事業内容 アスファルト及びコンクリート事業、環境関連事業、モバイル関連事業
URL https://www.nikko-net.co.jp
日工公式note https://note.com/nikkouhou/

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