伊丹市を中心に生前整理・遺品整理の事業を行っている株式会社カラーリスタ(本社:兵庫県伊丹市、代表:鈴木 聡)は、2025年4月15日(火)より、終活図書館オリジナル「”親子で取り組む”終活の手引き」をリリースしました。
従来のエンディングノートは、記入する本人に向けて作られたものが多く、家族に伝えたい情報を残す作業を基本的に1人で完結させる形になっていました。しかし本ツールでは、”親子が一緒に取り組むこと”を前提にしており、子どもが主導となって親御さんについて理解を深めながら終活を進めることができます。
市販のエンディングノートはボリュームが多く、いざ書き始めると調べなければ埋められない項目もあり、1冊を仕上げられないまま挫折してしまう方が少なくありません。また、エンディングノートを作成しても共有が不十分なまま放置され、亡くなった後にようやく見つかり、本人の意思を十分に反映できないといった課題もありました。
そこで今回は、終活情報サイトのオウンドメディア「終活図書館」の第2弾として、新しく「終活の手引き」を作成しました。従来のエンディングノートよりも必要最低限に内容を絞ってあるため、どなたでも手軽に終活を始められるのが特徴です。
高齢の親御さんがおり、家族で将来について考えたい方や、ご自身の終活をこれから始めたい方にもおすすめです。さらに、この手引きでは親御さんの健康状態や状況によって優先順位を変えられるよう、冒頭にチェックリストを設けています。これにより、やるべきことを明確にしながら取り組むことが可能となり、円滑に終活を進められるよう工夫しています。

「親子で取り組む終活の手引き」冊子イメージ
例えば、親御さんが突然倒れて病院に運ばれ、延命治療が必要な状態と医師に告げられたとします。
「
延命治療をするかどうか、ご本人に代わってご家族で決めてください」
このように言われたとき、どれだけの方が即答できるでしょうか。認知症を発症して親御さんがご自身で意思決定できなくなったり、万が一お亡くなりになったりした場合、残された家族は親御さんの代わりに「意思決定」をしなければなりません。いざというときに迷わず対応できるようにするためにも、親御さんの終活には家族一緒で取り組み、普段からコミュニケーションを取りながら意思を把握しておくことが不可欠です。
終活の重要性は理解していても、実際に行動に移せていない人は多いかもしれません。理由としては「きっかけがない」「やることが多くて分からない」「感情的な負担が大きいので先延ばしにしてしまう」などが挙げられます。「終活」という言葉自体は広く浸透し始めていますが、実際に取り組む範囲は多岐にわたり、どこから始めればいいのか優先順位が分からないという声も多く聞かれます。
エンディングノートはさまざまな会社や機関から発行されていますが、多くは「記入する本人」を対象としており、一人で書き進めることを前提としています。
しかし、いざ取り掛かってみると以下のような課題も。
- ページ数が多く、全項目を埋めるのが大変
- 情報を調べる手間がかかり、途中で断念してしまう
- 書き上げても家族に共有されず、いざという時にノートの存在すら知らないままになってしまう
特に、親御さんの認知力が低下している場合は、家族が代わりに意思決定を行わざるを得ない場面も増えます。もし早い段階からコミュニケーションが取れていなかったり、意思の内容が共有されていなかったりすると、親御さんが本来望んでいた形を実現できないリスクが高まります。
こうした課題を踏まえて開発したのが、親子で取り組む「終活の手引き」です。これを活用することで得られるメリットは、下記の5つに集約されます。
- 終活のきっかけが作れる
- 親御さんの状態が分かる
- タスクの優先順位が分かる
- チェック方式で気軽にできる
- 最低限の終活が1冊で終わる

医療・介護のページ
終活のきっかけが作れる各ページには具体例が記載されており、話題を切り出しやすくなるよう工夫しています。さらに、どのように声をかけるとスムーズに話が進むかなど、きっかけ作りのアドバイスも盛り込みました。

セルフチェックリスト
親御さんの状態が分かる冒頭にある簡易チェックリストによって、親御さんの認知力や健康状態を把握できます。状況に合わせて必要な準備や話し合いのステップを洗い出すことが可能です。

タスク表
タスクの優先順位が分かるチェックリストの結果をもとに、親御さんの状態に応じたタスクの優先順位を示します。これにより、どこから手をつければよいのか迷わずに進められます。

チェックリスト
チェック方式で気軽にできる従来のエンディングノートのように詳細な記述式ではなく、チェックリスト形式を中心にしているため、取り組みやすさが大きく向上しています。重い気持ちになりがちな終活を、まずは気軽に始められる構成です。

終活の流れ
最低限の終活が1冊で終わる終活を進めるうえで必須となる項目を厳選し、ボリュームを絞り込んだことで、1冊をしっかり仕上げられる確率が高くなります。あれこれ調べる前にまず必要なことを整理できるので、途中で挫折しにくいのも特徴です。
この「終活の手引き」は、終活に関わる各分野の専門家たちの協力を得て制作しました。専門的な見地と実務経験を掛け合わせた“リアルな情報”をお届けするために、下記の方々が監修に携わっています。
- 行政書士
- 遺品整理
- 葬祭ディレクター
- 元看護師
- ファイナンシャルプランナー
それぞれがもつ専門的知見や、現場で培ったノウハウを余すことなく盛り込み、実際に役立つ情報を凝縮しています。
「親子で取り組む終活の手引き」は、終活図書館LINE公式アカウントよりお申し込みいただけます。
詳細は
https://shukatsu-library.com/のページ内に設置しているバナーよりご覧ください。
今後は、終活の手引きをよりご活用いただくために、ワークショップの開催を予定しています。また、自社開催だけでなく、提携パートナー企業様での開催などを企画中です。
ワークショップの開催のお知らせは、弊社のInstagramにて告知いたします。(
@colorresta_official )
さらに、終活の手引きに記入した内容をスマートフォンなどのデバイスで手軽に家族間で共有できるツールの開発も構想中です。
【会社概要】
株式会社カラーリスタ
代表取締役:鈴木 聡
伊丹営業所:兵庫県伊丹市荒牧6-18-26
宝塚営業所:兵庫県宝塚市中筋7-5-12-02
ホームページ:
https://colorresta.com/
オウンドメディア:
https://shukatsu-library.com/