「グラタンBistro Classico(ビストロクラシコ)」(尼崎市七松町1、TEL 080-9742-7911)がオープンして1カ月がたった。
店主の婦木努さん。「ディナーはもちろんランチも予約可能。すぐに料理を提供できる」と話す
JR立花駅南側の「フェスタ立花」南館1階にオープンしたビストロ。グラタンをメインに、ソムリエ資格を持つ店主の婦木努さんが選んだワインなどを提供する。店舗面積は約8坪、席数は13席。
自身の店を持つことを目標に腕を磨き、自分の料理に合うワインを提供したいとソムリエ資格も取得した婦木さん。「フレンチやジビエ料理店なども考えたが、『作法や服装も気にせず、気軽に料理を楽しんでほしい』との思いから、グラタンをメインにしたリーズナブルで分かりやすい店を目指した」と話す。
メニューは、「プリップリエビたっぷりグラタン」(1,000円)ほか常時数種類を用意するグラタン、「前菜の盛り合わせ」(2人前1,000円~)、「鮮魚のカルパッチョ」「アンガス牛のローストビーフ」などの一品料理、「本日のデザート」(以上500円)など。ランチタイムは、グラタン単品(700円)、グラタンに前菜、ドリンクが付くセット(1,000円)などを用意する。婦木さんは「提供するメニューは全て手作り。素材にもこだわり、鮮魚は自ら仕入れに行く。グラタンソースは3回濾(こ)して作るなど仕込みに時間や手間はかかるが、作業はあまり苦にならない。リーズナブルでありながら、ファストフードやコンビニでは味わえないクオリティーのものを提供したい」と話す。
ドリンクは、婦木さんが「自分の料理に合う飲みやすいもの」を基準に選んだ赤・白・スパークリングワイン(グラス=500円、ボトルでも提供)、「ハイネケン」「ヒューガルデン」などの瓶ビール、ハイボール、カシスやピーチベースのカクテル(以上500円)、オレンジジュース、ジンジャーエール、ウーロン茶、コーヒー、紅茶(以上200円)などを用意する。
客層は近隣住民をメインに、仕事帰りのサラリーマンやOL、小さな子どもを連れたファミリーなど幅広く、リピーターも多いという。「1人でふらっと訪れる男性や週に何度も利用してくださる常連の方もいる。ワイン1杯でも大歓迎。入りやすい雰囲気にしたい」と婦木さん。
「ワインの品ぞろえなど『こんなものが飲みたい』という要望を聞いてラインアップを変更することもある。柔軟に対応できるのは個人店ならではの強み。まだまだ未完成の店なので、お客さまの声に寄り添いながら、一緒に店を作っていきたい」とも。
営業時間は11時~14時、18時~21時。