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尼崎の町工場発「水虫治療薬」 悲喜こもごも水虫エピソード募集

店舗外観。腰山さんは現在もバイクレースに参戦する女性レーサーの顔も持つ

店舗外観。腰山さんは現在もバイクレースに参戦する女性レーサーの顔も持つ

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 尼崎の水虫治療薬メーカー「大源製薬」(尼崎市元浜町5、TEL 06-6418-0278)が6月4日「水虫治療の日」にちなみ、エピソードを募集している。

40年以上のロングセラー「エフゲン」は累計販売個数254万個。アロマボトルをイメージした女性向けボトルも用意

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 1976(昭和51)年発売以来、ロングセラーとなっている水虫薬「エフゲン」を中心に、フットケア関連商品を製造・販売する。2016(平成28)年、発売40周年を記念して6月4日を「水虫治療の日」として制定。東京タワーの足元で足湯イベントを行うなど、水虫の早期発見・早期治療を啓発するキャンペーンを展開している。

 今年は初めての試みとして「水虫話の大暴露大会」を開催。日本人の4人に1人が患っているとされ、もはや国民病とも言える水虫が原因で起こった悲しい出来事、笑える出来事、苦労した話、うれしかった話など、人には言えない話をこっそり暴露してもらう。題目は「誰にも言えない水虫のチョットお恥ずかしい話」「わたしの水虫の治療報告会」のいずれかを選択し、エピソードと共に「足の写真」も添えて応募する。応募者には先着で364人に「エフゲン」10ミリリットルサイズを進呈する。

 創業者の今里源太郎さんは自動車修理工。鉄板に覆われ通気性の悪い安全靴を履いて働く毎日の中で水虫に悩む整備工が多く、職業病のようになっていたという。「発明家」としての顔も持っていた今里さんは、板金塗装を薬品で剥がす工程からヒントを得て、水虫に冒された角質を安全に除去する治療薬を独学で調合。自身の足で検証を重ね、整備士仲間にも提供して喜ばれたことから商品化を決めたという。

 今里さんの娘で広報を担当する腰山峰子さんは「困ってはる方に使(つこ)うてもらえたら、と言っては、花の枯れない花瓶やら、ろうそくの消えないろうそく立てやら、いろんなものを発明していた父。エフゲンはその中の一つだが、一番多くの方に支持を頂いた」と振り返る。

 「足裏は第二の心臓とも言われ、高齢化社会を迎える中、フットケアを浸透させることは健康寿命を延ばすことにもつながる。水虫は足のトラブルで最も悩む人が多いが、命に関わることはないだろうと放置されることが多い。ところが進行すると爪水虫という病気に発展したり、糖尿病などとの合併症では脚の切断という最悪の事態を引き起こしたりと、実は放置してはいけない病気。一人でも多くの人に水虫を正しく知ってもらい、フットケアの意識を高めてもらえたら」と話す。

 エピソードの募集は6月11日まで。エピソードは抜粋して個人情報を伏せ、同社ホームページで発表する。

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