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尼崎の人気ワインバーが3周年-ボトル持ち込みスタイルが支持集める

店長福原さん(左)とオーナー小川さん(右)

店長福原さん(左)とオーナー小川さん(右)

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 阪神尼崎駅近くにあるワインバー「尼崎ワイン食堂While(ワイル)」(尼崎市昭和南通、TEL 050-5798-5064)が2月14日、3周年を迎える。

尼崎ワイン食堂ワイル外観

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 関西でも珍しいBYO(bring your own=好きなお酒を持ち込んでくださいという意味)のワインバーとして2012年にオープンした同店。壁は多数のワインボトルや手書き文字、イラストでにぎやかに飾り、カウンター10席、ワインだるを使ったテーブル4卓のほか、赤い壁にシャンデリアの下がった半個室も備える。30~40代の女性を中心に人気を集め、ほぼ女性同士のグループが占めるという。

 女子会の店として選ばれている理由について、「手頃な価格で好きなワインを楽しめるBYOのシステムに加え、尼崎らしくない雰囲気にある」と店主小川秀男さん。小川さんは18年前にオープンした同エリアの和食創作料理店「暫(しばらく)」を皮切りに、現在では6店を経営する。「Whie(ワイル)の店名は歌舞伎の演目『暫(しばらく)』にちなんで名付けた1号店の店名を英訳したもの。『食堂』という名前には、ジャンルや国籍など関係なくワインに合う料理を幅広く用意したいという思いを込めた」という。

 人気メニューはピザマルゲリータ(907円)、前菜10種盛り合わせ(1,728円)、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み(1,296円)など。料理の腕を振るう長浦直也シェフは大阪・神戸の仏・伊料理店で11年の経験を持つ。

 ワインメニューにはグラス単位で注文できる赤、白、スパークリング約30種を用意するほか、店内の壁際の棚には約100種のボトルが並び、客が自ら手に取って選ぶことができる。中には個性的なデザインがあしらわれた珍しいラベルのワインもあり、「ジャケ買い」する客の姿も。並んだボトルにはラベル上部に大きくカラーマジックで価格が書かれており、大半は3,000円前後。飲みたい場合はこの価格に加え、BYO手数料の999円を支払うという仕組みだ。外からボトルを自由に持ち込めるBYOだが、多くの客はこのワインラックの中から購入するという。

 福原一也店長は「100本のうち50~60本は新しい銘柄を次々に入れている。ボトルには価格を大きく明記しており、会計を心配せずに選べる。飲食店でワインを注文すると小売価格の2~3倍かかることが多いが、ここの値段はほぼ小売価格のまま。気楽にワインを楽しんでほしい」と笑顔を見せる。「最近はアメリカのワインが熱い」という。

 3周年を迎える2月14日には、スパークリングワインのマグナムボトル1本を来店客に振る舞う予定。日付をまたぐ13日の深夜に開栓するという。

 営業時間は17時~翌3時(日曜・祝日は24時まで)。月曜定休。

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