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尼崎のアートスペースで若手作家を応援する展覧会 今後の活躍に期待込め

同展担当の松長さんと金子松さん

同展担当の松長さんと金子松さん

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 尼崎・西長洲町のアートスペース「あまらぶアートラボA-Lab(えーらぼ)」(尼崎市西長洲町2、TEL 06-7163-7108)で5月26日から、展覧会「A-Lab Artist Gate 2018」が開催される。

©Sarah Hendrysiak 出展者の一人、ドイツ・アウクスブルク市推薦の写真家ザラ・ヘントリジアクさんの作品

 旧小田公民館城北分館をリノベーションした同スペースは「若い人の夢とチャレンジを応援する」をコンセプトの一つに掲げており、同展はその一環。出展者を今春大学卒業者もしくは大学院修了者に限定し、卒業後初の展覧会を開く機会を提供することで、本格的な作家活動の第一歩を応援する。2016年に初開催し、今年で3回目。

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 出展者の選出方法は、尼崎市ゆかりのアート関係者で構成される同スペースのアドバイザーらが関西を中心に大学や大学院の卒業制作展を回り、「独自性があり、今後の活躍が期待できる」と見込んだ学生を1~2人推薦。今回は7人の作品を展示する。

 初の試みとして尼崎市と姉妹都市であるドイツ・アウクスブルク市推薦の若手アーティストが出展。昨年、同市の青年使節団が同スペースを訪問したことをきっかけに、若手アーティストの相互交流が実現したという。秋には同スペース推薦のアーティストがドイツの展覧会に出展する。

 市シティプロモーション事業担当の松長昌男さんは「セルフ・ポートレートを中心にした作品を制作するザラ・ヘントリジアクさんをはじめ、インスタレーション、写真、版画、陶芸、エッチングなど、多彩なジャンルのアーティストの表現に触れられる機会になっている。期間は1カ月以上で、入場無料だから何度も訪れてみるのがお勧め。見る時の心境や状況などによって見え方も変わるので、その時々の感じ方や発見を楽しんでほしい」と話す。

 同担当の金子松美香さんは「同スペースに関わるまで、『アートは分からない』という感覚を持っていた。しかしアーティストと話す中で『作品をこう見てほしい』『こんなメッセージを受け取ってほしい』ではなく、『どう見るか』は見る側に委ねられており、作品を見て『分からない』と思うことも悪くないと気付いた。『なぜこの人はこの作品を作ったのか』と疑問を持ったり、興味が湧いたりすれば、それをきっかけに調べてみるのも楽しい」と話す。

 関連イベントとして6月2日14時から、タレントでアートプランナーであり、同スペースのアドバイザーも務めるおかけんたさんと出展アーティストのトークイベントを開く。参加無料。定員は先着30人、申し込み不要。

 開催時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~18時)。火曜休館。入場無料。7月8日まで。

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