伊丹の三軒寺前広場(伊丹市中央3)で1月17日・18日、飲食店16店舗が参加する「伊丹郷町屋台村」が開催される。主催は伊丹郷町商業会。
今回で8回目の同イベントは、2011年に起きた東日本大震災の復興支援としてスタート。本部ブースに支援金箱を設置し、各店舗がそれぞれ自慢の品を「復興支援メニュー」として売り上げの一部を「宮城県名取市商工会」へ寄付している。夏と冬の1年に2回のペースで開催することで伊丹の定番となりつつあり、昨年の夏には約9000人の客が来場したという。
参加店は居酒屋、和食、イタリアン、中華、エスニックなどバラエティー豊か。実行委員会の安原伸治さんは「いつも前回よりも面白くするようにみんなでアイデアを出し合っている。各店とも自慢の料理を用意しているので多くの人に味わってもらいたい」と話す。
ステージでは音楽ライブを行い、フレアバーテンダーによるカクテルショーも開く予定。配布しているチラシを持参すると近くの銭湯でサウナ無料、もしくはラムネ1本無料になるサービスも。
長く続いている理由として「東北支援や来場者へのサービスはもちろんのこと、出店参加者がイベントを楽しんでくれている」と安原さん。
「年月がたつと世間における震災の記憶も薄らいでいく。阪神淡路大震災からも20年が過ぎ、震災を風化させないためにこれからも東北支援を続けていきたい」とも。
開催時間は両日とも12時~21時。雨天決行。