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尼崎の神社で子ども百人一首大会 外は雪、中は熱気ムンムン

真剣勝負の様子

真剣勝負の様子

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 尼崎の貴布禰(きふね)神社(尼崎市西本町6)で1月27日、「五色百人一首 尼崎地区大会」が開催された。

会場の様子

 五色百人一首は100枚の札を5色に分け、1色20枚を2人1組で取り合う競技かるた。同大会は幼児~高校生が出場する公式大会で、県大会への予選ともなる。同神社や三和本通り商店街など地元の支援を得て、今回で15回目を迎えた。

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 「ちはやふる」などの影響で百人一首や競技かるたに興味を持つ子どもが増えており、大会の数カ月前から熱心な子どもから問い合わせが来たという。昨年は約180人が出場し会場から子どもがあふれそうになったため、今回初めて人数を制限し、2色限定で競技を行った。

 当日は尼崎としては珍しく早朝から雪がちらつき、神社の手水(ちょうず)舎の水も凍る寒さとなったが、朝一番に行われた幼児~小学3年の部では出場者と応援の保護者らも詰め掛け、会場は熱気ムンムンに。数人がインフルエンザで欠場したが、下は5歳から37人の精鋭が集まった。

 札読みが始まると会場は息の詰まる静寂に包まれ、札を取る「はいっ」という声だけが鋭く響いた。夢中になるあまり対戦者同士が頭をぶつけそうになり、審判員が制止する場面もあった。勝ち抜いて優勝したのは、神戸市立東須磨小2年の井上心愛(ここみ)さん(青色)と、尼崎市立七松小2年の谷口楓華(ふうか)さん(黄色)。地元婦人会が用意した賞品の図書券をうれしそうに手にした。

 運営する尼崎子ども百人一首協会の白浜智恵美さんは「耳を澄まし、全身で札を取ろうとする気迫に圧倒されながら、審判や札読みをしている。試合に勝つために研究や練習を積み重ねた百戦錬磨の子どもが高学年に多い。小学生時代に出場した子どもが中高生になり、審判のボランティアを申し出てくれた」と話す。「百人一首という遊びを通して、楽しみながらいにしえの言葉の美しさ、奥深さに触れてほしい。かるた遊びを通して子どもたちが仲良くなり、ネットワークを広げてくれたら」とほほ笑む。

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