尼崎・築地に9月25日、学生服専門リユースショップ「さくらや」尼崎店(尼崎市築地2、TEL 0120-573-577)がオープンした。2018年2月~3月ごろに販売スタートすることを目指し、買い取りを行っている。
「さくらや」はサンクラッド(香川県高松市)社長の馬場加奈子さんが2011年に立ち上げた学生服専門のリユースショップ。尼崎店は兵庫県内2店舗目で、運営は建物クリーニング・研究施設衛生管理・家事支援等を手掛ける栄水化学(尼崎市築地2)。
買い取り対象は、尼崎市周辺の幼稚園や小学校、中学校、高校の学生服、かばん、体操服、ジャージー、柔道着などで、校則違反のものは対象外。買い取った品物はクリーニングし、必要に応じてほつれ直しや毛玉取りなど補修してから販売する。
店長の吉田希望(のぞみ)さんは「尼崎市内の相場を調べると、学生服や体操服、かばんなど一式で10万円近くかかる。子どもの進学という喜ばしい出来事にも関わらず、家計圧迫という悩みの種にもなっている。新品だけではなく、中古品でそろえる、ズボンなど一部を中古品にするなど選択肢を提供したい。子どもの思い出が詰まった制服を捨てられずに持っている人がいたら、その大切な制服を、必要とする子どもたちにバトンタッチしてほしい」と呼び掛ける。
栄水化学は同店を「子育て中のお母さんが無理なく働ける仕組みづくり」としても重要視している。吉田さんは現在、小学生と幼稚園児の3人を子育て中で、自身が勤務できる時間帯で働いている。
吉田さんは「私のような子育て中のお母さんが働ける機会の創出としても意義のある取り組み。地域に密着したお店として、販売開始後は子育て中のお母さん・お父さんと情報交換しながら、学生服のリユースを通して、誰もが笑顔になれる場をつくりたい」と意欲を見せる。
営業時間は火曜・金曜の10時30分~14時30分。