尼崎市中小企業センター(尼崎市昭和通2、TEL 06-6488-9501)1階多目的ホールで8月27日、創作文芸同人誌の即売会「尼崎文学だらけ」が開催される。
尼崎の土地から創作文芸を発信し、文学を「読むこと」「書くこと」を楽しんでもらおうと、市在住の文芸愛好家にゃんしーさんが立ち上げた同イベントは、昨年7月に初開催され、今回で2回目。
にゃんしーさんは「尼崎は文化的に独特の風土があり、創作文芸もまた、商業作品と異なり生々しく尖った独特の魅力がある。両方をミックスすることで『尼崎でしか味わえない文学』を提示できたら」と話す。自身も本職のプログラミングの仕事の傍ら小説を書いており、「書くだけでは表現できないことがあるので」週末には市記念公園で音楽に合わせたパフォーマンスを行い、子どもたちを笑わせているという。
「尼崎はダウンタウンさん、中島らもさん、矢沢あいさんなど多くの著名人・文化人を輩出しているが、共通点として『本当のことを表現している』のではないかと思うことがある。私にとって、尼崎はうそがつけない町。尼崎から発信される文学として、うそをつかない、飾らない、ただ好きなものを好きなように表現した生々しいものが現れ、尼崎を起点に広がっていくことを期待している」とにゃんしーさん。
会場では、長机と椅子が使える「一般ブース」と、床しかないが広く自由にレイアウトできる「だらけブース」を計50ブース用意。それぞれの文学作品をアピールするブースの設営から販売まで、作者本人が行う。出店要項は「文章を用いた創作物を1点でも販売できること」。出店料は1ブース3,000円。5月27日時点で50ブース中8ブース空きがあり、出店者を募集している。申し込みは6月11日まで。「残り少ないが、地元尼崎の方に出店いただきたい」とにゃんしーさん。
開催時間は11時~16時。詳細はホームページで確認できる。