尼崎の立花地区にある生島(いくしま)神社(尼崎市栗山町)で、金曜夜の「ヨガ教室」がスタートして3カ月がたった。
生島神・足島神などを祭る同神社は、4世紀の仁徳天皇の時代に創祀(そうし)されたという伝承の残る古社で、子授け、安産、子安(子どもの守護)などの祈願に訪れる人が多い。
ヨガを通じ、生島神社を地域のよりどころとして親しんでもらおうと始めた同教室。主催は、寺・神社に特化した体験予約サイト「kadunoko」やウェブマガジン「DATEMAKI」、滝行や護摩行、座禅といった「修行」スポットのまとめサイト「日本の修行」を運営するウェブ事業会社「osechi」(大阪市北区)。社長の藤岡敦さんは「自分を一人で育ててくれた母の姿から、主にシングルマザーの支援を目指し『人々のよりどころを創出する』事業を起こすことにした。古くから地域コミュニティーの中心であり、相談に乗ってくれる神主さんやお坊さんのいる寺社を活用し、人々のつながりが生まれる場を創出していきたい」と話す。
教室では、やや明かりを落とした空間で、体の運動と呼吸法を組み合わせた「ハタヨガ」のレッスンを90分行う。参加者は30~40代の主婦を中心に、夫婦で参加する人もいるという。
開催時間は毎週金曜、19時~20時30分。参加費は1,500円。予約は「kadunoko」ホームページで受け付ける。問い合わせ先は藤岡さん(TEL 090-6913-0261)まで。