尼崎の阪急武庫之荘駅近くに4月5日、創作フレンチ和食「シェ・ホリ」(尼崎市武庫之荘1、TEL 06-6434-1833)がオープンした。
昆布締め「みかん育ち鯛」とホタルイカにラビゴットソースを和えたオードブル
オーナーシェフの堀之内雅史さん(38)は18歳で単身渡仏して料理を学び、芦屋の「レストラン一喜」やイタリア料理店で修業を重ね、武庫之荘の「ぼるどー亭」料理長に就任。同店の閉店をきっかけに独立し、2013年に南仏家庭料理を提供する「ビストロ・モナミ」をオープンし、多くのファンを集めてきた。
「モナミ」店舗を刷新した同店のコンセプトは、フレンチをベースに和食のエッセンスを織り交ぜ、ワインや日本酒と共に味わう「フレンチ割烹(かっぽう)」。「仏料理の基本となるブイヨンにカツオの一番ダシを組み合わせたり、素材本来の味を重視したい時はあえてソースは使わずに塩のみで味付けしたりすることも。フルコースを食べても胃にもたれない、体に優しい料理であることも大切にしたい」と堀之内さん。「新コンセプトで再スタートしたのは、料理人として成熟し続けたいと思ったから。お客さまも、より高度な料理を求めてくれるようになっていた」と話す。
店舗面積は32平方メートル、席数はカウンター7席のみ。「料理のライブ感」を間近に感じられるよう、杉の一枚板を使ったL字型カウンターが調理場を囲み、シェフの手元までよく見える造りになっている。「個々のお客さまと丁寧に向き合いたい。お客さまが選んだワイン、日本酒に合わせて料理の味を微調整することもある」と堀之内さん。
メニューは、アミューズ、オードブル2皿、スープ、パン、メイン(魚)、メイン(肉)、デザート、食後のドリンクから成る「シェフおまかせディナーコース」(6,000円)と、前日までの予約限定となる「シェフのこだわりを堪能できるディナーコース」(1万円)のみ。ランチタイムには、全7品の「シェフおまかせランチ」(3,000円)を用意する。価格は税別。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~22時。要予約。