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尼崎で「お笑い」テーマに市職員研修 矢野勝也さんが漫才伝授

講演する矢野勝也さん(中央)

講演する矢野勝也さん(中央)

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 尼崎の市政情報センター(尼崎市東七松町1)で3月6日、「ガサキのパイセン」でおなじみの漫才コンビ、矢野・兵動の矢野勝也さんを講師に招いた尼崎市職員向け研修「お笑い芸人に学ぶ、尼崎の魅力の伝え方」が開催された。

市職員の中に矢野さんの同級生も。「みっちーズ」を結成して漫才を披露

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 同市では、2013年2月に「尼崎版シティプロモーション推進指針」を策定し、「そのまちを好きな人と出会うことが、そのまちを好きな人を増やすことにつながる」という考えの下、まずは職員一人一人がまちを知り、好きになり、良さを伝えていく人になることを推進している。同研修はその一環。

 企画した都市魅力創造発信課の江上昇さんは「人間国宝である桂米朝さんが在住していたほか、ダウンタウンさんの出身地であるなど、これまで多くの芸人、お笑いタレントを輩出してきた『お笑いのまち』でもある。矢野さんは出身も居住地も同市で、さまざまなテレビ番組でまちの魅力を語っている。プロの漫才師としての伝える技術やエッセンスを伝授してもらえたらと考えた」と話す。

 矢野さんは「アマの人たちは愛が強すぎる。アマあるあるをしゃべるだけで漫才になるから、『市職員総漫才師』になるといいのでは」と提案。サプライズゲストとして兵庫県住みます芸人の漫才コンビ、モンスーンが駆け付けて漫才を披露した後、市職員による即興漫才コンビが組まれ、寄席がスタートした。漫才を通して、まちについて考え、どう伝えるかについて身をもって学んだ。

 職員は若手を中心に約50人が参加。即興漫才を披露した土木部道路維持担当の石川友啓さんと山本祐也さんは「意識や気持ちの持ち方が変わった。今日の研修をどう仕事に生かすかはもちろん、仕事以外でもまちの魅力を伝えていけたら」と話す。

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