尼崎市中小企業センター(尼崎市昭和通2)の創業支援オフィス「アビーズ」で8月18日、「みんなの尼崎大学オープンキャンパス つなげる地元ビジネス~地域の新しいビジネスを考えてみよう~」が開催された。
市内の施設を大学のキャンパスに見立て、各施設で開かれる講座などを分かりやすく整理・発信し、誰もが参加しやすい環境を作る取り組み「みんなの尼崎大学」の一環で開かれた同イベントは今回で3回目。毎回異なるテーマの下、学びに関心のある人や講座の開講を考えている人などを募り、施設の紹介や悩み相談、マッチングなどを行う。
今回のテーマは「地元ビジネス」。同大学「経営学部キャンパス」と位置付けるアビーズとオフィスに入居する企業6社の代表者がスピーカーとなり、事業内容と抱える問題点などを発表。プレゼンテーションを聞いた参加者は「自分でも力になれそう」と思う企業を選び、チームに分かれて解決方法などについて意見を交わした。
その後、まとまった案をスピーカーが紹介。「自分ではなかなか考え付かないPR方法がたくさん聞けた」「男女優先するものが違うと知った。ぜひ事業に生かしていきたい」「頂いた案を基に早速実践してみようと思った」など、それぞれが感想を語った。
イベントを担当する市協働・男女参画課の北原のぞみさんは「開催を重ねる度、困っている人に何かしてあげたいという尼崎ならではの『つながり』を感じる。人と人とをつなぐ『プラットフォーム』として、こうした場を提供し、継続していきたい」と意気込む。