尼崎南部の北堀運河「キャナルベース」(尼崎市道意町6)一帯で5月28日、「うんぱく(尼崎運河博覧会)2016」が開催される。
尼崎臨海部の工場地帯には同運河を含む5つの運河が全長6.9キロにわたり張り巡らされており、現在も物流機能を担っている。2007年より国土交通省の支援の下で運河再生プロジェクトが策定され、緑地帯や遊歩道の整備、地域団体と学校が協働して水質改善を行うなど、運河を核とした魅力ある地域づくりへの取り組みが進んでいる。
「乗って、遊んで、学ぼう」をテーマに、運河と親しむための多彩なアクティビティーに参加できる同イベントは今回で10回目を迎える。プログラム内容は、市公認キャナルガイドの案内で工場群を水上から見学する「運河クルージング」(乗船料1,500円、要予約)、手こぎボートで息を合わせてこぎ進む「船あそび」(同100円)、ボードの上に立ってパドルをこぐ「スタンドアップパドルボード(SUP)体験会」(参加料1,000円)、ガイドウオーキング(参加無料)などを用意。オープンカフェでは、メイドインアマガサキ食材を使った「amaバーガー」、ネパールカレー、クッキーなどを販売する。
同イベント実行委員で運河再生活動の中心を担うNPO法人「尼崎21世紀の森」事務局長の阿部利雄さんは、「今年は、運河に沈めた籠で捕獲した魚類に触れられる展示コーナーも用意する。子どもたちと進めてきた水質浄化の効果を見てもらいたい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~15時。雨天中止。詳細はホームページ、フェイスブックで確認できる。