尼崎にあるシャレコーベ・ミュージアムで10月26日、ハロウィーンフェスティバルが開催された。
同ミュージアムは、世界各国から収集した7000点にも及ぶ頭蓋骨コレクションが収蔵された世界で初めての博物館。会場には日本の文化をマーケティングしているアメリカ人も来場していた。
館長の河本圭司さんの職業は脳神経外科医。30年前チベットで見事に装飾された頭蓋骨と出合い、説明できない感情の発露を覚え、その魅力に取りつかれコレクションするようになったという。
今回で3回目となるハロウィーンフェスティバルでは、館長が作詞したオリジナルソング「もっと生きるために」の音楽に合わせ、「sKbキッズ」によるダンス披露も行われた。ダンスを披露した4歳の女の子は「楽しかった。100点満点中、100点だった」と笑顔を見せた。
仮装コンテストも行われ、「海賊」「宇宙人」「魔法使い」「傷だらけのメード」など、さまざまなコスチュームで会場はにぎわいを見せた。「会場に来るまでが恥ずかしかった」と、傷だらけのメードは語る。他府県からの参加者も数人いた。
「皆が楽しみながら、生きるということを考える場所にしていきたい」と目を輝かせる館長。現在もコレクションは増え続けており、今では東京に住んでいる館長の息子さんからも数カ月ごとに段ボールで頭蓋骨のコレクションが送られてくるという。そのことについて館長の奥さまにコメントを求めたところ「ノーコメント」。
日曜のみ開館。14時からは館長のミニ講座も開かれる。