陸上自衛隊伊丹駐屯地(伊丹市緑ヶ丘7)で4月2日、「桜フェスタ2016」が開催された。
自衛隊の活動を幅広くPRすることを目的に、2003年から毎年行われている同イベント。この日、敷地内に咲く551本の桜はちょうど見頃を迎え、土曜ということもあり多くの家族連れなどでにぎわった。
南北に延びる「桜通り」を中心に、隊員らによる模擬店、中部方面音楽隊による演奏会、戦車展示、広報資料館開放、制服試着体験などさまざまな催しが行われた。中でも、陸自が装備する人員輸送用車両「高機動車」の体験試乗、隊員のレクチャーを受けながら遊ぶ射的ゲームコーナーでは、多くの人が列を作っていた。
宝塚市から訪れたという女性は「久しぶりに参加した。桜のボリュームが昔より小さくなった気はするが、天気も良くとてもきれい」と笑顔で桜を眺めていた。
中部方面総監部広報室担当は「夏は盆踊り大会を開くなど、地域の方々と交流できるイベントを年3回のペースで開催している。さまざまな工夫を凝らしながら、多くの人に楽しんでもらうと同時に、われわれの活動も理解してもらえたら」と話す。