JR尼崎駅で3月11日、お笑い芸人の銀シャリ・橋本直さんを迎え「市制100周年1日PR大使」オープニング式が開催された。
電光掲示板には「私のお笑いも武庫之荘で鍛え上げました(笑)」と橋本さんのメッセージ
市内のJR主要駅(尼崎、塚口、猪名寺)では、市制100周年を記念し「50文字の尼崎愛をください」のキャッチコピーで募集した100人のメッセージを、100日間かけて駅構内の電光掲示板や大型テレビモニターで表示する。
その初日を飾るイベントとして橋本さんが特別に「一日PR大使」に任命され、通勤客でにぎわうJR尼崎駅改札前で市制100周年をPRする活動を行った。
橋本さんは幼稚園から高校までを尼崎で過ごし、2002年にNSC大阪校25期生としてお笑いの世界へ。2015年のM-1グランプリでは準優勝を獲得し、現在は朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」をはじめ多くのバラエティー番組でレギュラー出演し人気を集めている。
市職員から大使のタスキを受け取った橋本さんは「子どものころから、遊び場所といえば『つかしん』か『さんさんタウン』というくらい、慣れ親しんだ街。尼崎出身芸人といえばダウンタウンさんもいるのに、自分でいいのかと思ったが、(大使に任命されて)やはりうれしい。地元のサッカー仲間も電光掲示板のメッセージを見てくれていると思う」と話した。市が作成した「100周年新聞」を橋本さんが配り始めると、行き交う人々がわれ先にと受け取った。
イベントを見物していた大阪市の男性は「一日PR大使のことは今日初めて知った。銀シャリのネタは全て暗記しており、鰻さんの代わりに相方をやれる自信があるほどの大ファン。橋本さんに偶然会えてうれしい」と笑顔を見せた。