「はしもとみお木彫展 いきものたちとのくらし」が1月4日、尼崎・西長洲町のアートスペース「A-LAB(えーらぼ)」(西長洲町2)で始まった。
はしもとさんは幼少期~10代を尼崎で過ごし、15歳の時に阪神・淡路大震災を経験。震災で命を失った動物たちを目の当たりにし、「失われてしまった命は取り戻すことはできないが、動物たちが生きた証しをずっと残しておくことはできる」と彫刻家を志した。現在は三重県にアトリエを構え、制作活動を続けている。
彫刻やドローイング作品など約240点を展示。はしもとさんの思い出の場所だという「西武庫公園」(武庫元町3)を再現し、生き物たちが楽しく暮らす様子をイメージした展示演出などを行うほか、尼崎で過ごした際のエピソードも紹介する。
関連企画として、一般から募集した「尼崎の生き物写真」展示やスケッチコーナー設置、尼崎城で「はしもとみお絵本原画展 おもいででいっぱいになったら」なども行う。
市文化振興課の金子松美香さんは「子どもから大人まで幅広く楽しめる展覧会。入場無料なので、気軽に何度も生き物たちに会いに来てもらえたら」と呼びかける。
開催時間は、平日=11時~19時、土曜・日曜・祝日=10時~18時。火曜休館。入場無料。今月29日まで。