阪神尼崎駅前の中央公園パークセンター(尼崎市神田中通1、TEL 06-6411-8714)で現在、クリスマスローズ展が開催されている。
クリスマスローズはヨーロッパ原産のキンポウゲ科の植物で、うつむき加減の花姿や、花の少ない冬季(1~3月)に開花を迎えることなどから、近年のガーデニングブームの中で人気が高まっているという。同展では、同パークセンターに勤務する宮内和之さんが主宰する「尼崎クリスマスローズの会」のメンバーを中心に、市民8人と宮内さんが自慢の鉢を持ち寄り、原種19種を含む約140鉢を展示している。
会場には桜を囲むようにアレンジされた色も形もさまざまなクリスマスローズのディスプレーのほか、花弁の数や色・模様の入り方による分類、有茎・無茎の違い、常緑性・落葉性の違いといった品種の多様性を、パネルと現物の両方で解説。鉢の即売コーナー(700円~)も用意している。
同展を企画した宮内さんは「クリスマスローズは栽培管理がとても簡単で、寒い時期に花が咲くことや、歌にもあるように『世界に一つだけの花』(同じように交配しても花色や形が異なる)で、自分だけの花として楽しめるのが魅力。今回で6回目だがリピーターが多く、昨年のアドバイスで花が咲いたという感謝の声も。栽培方法の相談も行っているので気軽に足を運んでもらえたら」と話す。
開館時間は10時~16時。入館無料。3月6日まで。中央公園芝生広場では、5月にさつき展、10月~11月に菊花展も開催予定。