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3月閉局「エフエムあまがさき」パーソナリティーらが法人設立 運営継続目指し

「みんなのあま咲き放送局」メンバーら。「スタジオにふらっと市民が立ち寄り、世間話できるような『尼らしい放送局』目指したい」と牧野さん

「みんなのあま咲き放送局」メンバーら。「スタジオにふらっと市民が立ち寄り、世間話できるような『尼らしい放送局』目指したい」と牧野さん

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 一般社団法人「みんなのあま咲き放送局」が現在、今年3月に閉局するコミュニティーFM「エフエムあまがさき」の運営を引き継ぐ取り組みを展開している。

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 1996(平成8)年に開局した「エフエムあまがさき」。地域に密着した番組を放送してきたが、資金面などで存続が難しくなり閉局が決定した。どうにか存続できないかと同局パーソナリティーや市民らが集まり、昨年10月に「みんなのあま咲き放送局」を設立。現在、総務省への必要書類提出、新スタジオ(塚口エリアを予定)設置、支援サポーターの募集など、8月放送開始を目指しさまざまな取り組みを進めている。

 同法人メンバーでパーソナリティーの三宅奈緒子さんによると、閉局決定後、リスナーから「なくさないでほしい」「放送が生きがい」などさまざまな声が届いたといい、中には存続を求める署名活動を展開するリスナーもいたという。三宅さんは「なんとかできないかとの思いでメンバーが集まり、継続への取り組みが始まった。初めてのことばかりで難しい部分もあったが、協力を申し出てくれる個人や企業が次々と現れる奇跡が続き、ここまで来ることができた。まだまだ課題はあるが、仲間が増えることで勇気が湧く」と話す。

 同法人代表の牧野篤史さんは「市民が気軽に運営に参加できる放送局を目指したい。人と人とをつなぎ、何かあったとき頼ってもらえるような場所になれば」と意気込む。

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