阪急伊丹駅近くのイタリアン「Pasta&Pizzeria Creo(パスタアンドピッツェリア クレオ)」(伊丹市中央2、TEL 072-785-8201)が、「星のピザ」を販売するECサイトを立ち上げ2カ月がたった。
クレオECサイトトップのイラスト。「ピザを手に取ってみたくなるようなサイトに仕上げたいと思い、デザインにはかなりこだわった」と山口さん
耳の部分にクリームチーズを巻き込み、星型に成形した「星のピザ」。元々はクリスマス限定のメニューだったが、「多くの人に楽しんでほしい」との思いからレギュラーメニュー化した。昨年8月には伊丹市ふるさと納税返礼品に加わった。
店主の山口詩居さんによると、2021年の年末に新型コロナの規制が解除された上、「Go To Eat」などの効果で満席が続き、「予約が取りづらい」「来店したくても満席の店内に恐怖を感じる」といった声が届いたという。山口さんは「店以外でクレオの料理を届けられないかと考えていたところ、ネット販売に協力してくれる方が現れ、挑戦することになった」と振り返る。
サイトで販売する星型ピザは、「マルゲリータ」(1,380円)、「クワトロフォルマッジ」(1,580円)、好きな具材でアレンジできるプレーン生地「パーネ」、ピンク、紫、グリーンの3色を展開する「カラフルパーネ」(以上690円)。全てトースターで焼き上げた状態から水分量などを逆算して仕上げ、瞬間冷凍して届ける。このほか、ピザのセットやチーズと相性が良いという蜂蜜(80円)なども用意する。
プレーン生地「パーネ」は、アレルギーなどを考慮しつつ「誰でも簡単にアレンジできるピザを販売したい」との思いから生まれたという。「生の生地は発酵したり溶けたりと大人でも扱いが難しい。ソースや具材をのせてトースターで焼くだけなら、子どもたちも自由に楽しくピザを作ってもらえるのではと思った」と山口さん。
パーネを使ったレシピなどを紹介するインスタグラムを開設したり、料理関係のインスタグラマーに協力を依頼してパーネをアレンジしてもらったりするなど、広報活動にも積極的に取り組む。「想像を超えるアレンジが生まれている。オリジナルピザを皆さんに自由に作ってもらい、インスタグラムへハッシュタグ(#星のpizza)を付けて投稿してもらえたら」と呼びかける。