クリスマスに子どもたちへ本を届ける取り組み「ブックサンタ」が現在、尼崎市内の書店3店舗で行われている。
「ブックサンタ」参加の流れ。専用オンライン書店などからの寄付も可能だという
貧困や災害などさまざまな事情で困難な状況下にある0歳~高校生に、寄付された本を届ける取り組み。NPO法人「チャリティーサンタ」が主催し、現在47都道府県779店舗の書店が参加している。
参加希望者は、対象の書店で本を選び、購入時に参加を伝えて本を寄付する。本と引き換えに、ステッカーと子どもたちの様子を知ることができるURLを記載した「サンクスレター」が進呈される。寄付された本は、サンタ研修を受けた「ボランティアサンタ」が子どもたちへ届けるほか、全国の子ども支援団体(約250団体)を通じても届けられる。
尼崎市内では、「ダイハン書房本店」(東園田町9)、「ふたば書店つかしん店」(塚口本町4)、「未来屋書店塚口」(南塚口町2)が参加。初参加となる「ダイハン書房本店」の山ノ上純さんは「取り組みを知り気になって調べていた。活動に関わる知人から連絡をもらい、今年から参加することになった」と話す。「これをきっかけに来店いただいたり、本を読む機会が増えたりすればいいなと思う。一冊でも多くの本が子どもたちの元へ届けば」と期待を込める。
「チャリティーサンタ」代表の清輔夏輝さんは「楽しみに待つ子どもたちへ本を贈りたいと思う『どこかのサンタさん』の参加を待っている」と呼びかける。