阪急塚口駅南側の「スカイコム広場」(尼崎市南塚口町2)で7月18日、「塚口ジャズ プレイベント」が開催される。出演は甲南高校・中学校(芦屋市)ブラスアンサンブル部。
甲南高校・中学校ブラスアンサンブル部のメンバー。「クラブのモットーは『Be Happy Together』。お客さまと一緒に楽しめる演奏ができるよう心がけている」と今田さん
「塚口ジャズ」は、駅前の塚口商店街で営業する「松葉寿司」(塚口町1)社長の岡本博幸さんが、母校である同校の後輩たちに演奏の場を提供すると共に、地域活性化や文化向上へつなげようと企画した。プレイベントは、駅前を「居心地よく歩きたくなる空間」にすることを目指す市の事業「はんつかパブリックハック宣言」の一環として行う。
「はんつかパブリックハック宣言」は、市民や事業者から駅前広場でやってみたいことなどを募り、思い思いに使ってもらうことで街の活性化へつなげる取り組み。市都市戦略推進担当の白崎友朗さんは「岡本さんの『塚口をジャズで盛り上げたい』という思いに共感し、はんつかパブリックハック宣言の仕組みを用いたプレイベントを提案した」と話す。
プレイベントは、同部出演で6月11日にも開催。初めてジャズを聞く人でも楽しめる内容で構成し、年齢問わず多くの地元民が足を止め演奏に聞き入っていたという。
岡本さんは「長引く新型コロナ禍の影響で、暗く閉塞感がある街の『希望の光』になれば」、同校音楽科教諭の今田孝一さんは「中高生が青春を懸けて取り組む本気の演奏で、皆さんに元気をお届けできるイベントになるよう頑張りたい。塚口が音楽で彩られる街になるよう、応援してもらえたら」とそれぞれ意気込みを話す。
開催時間は、1部=11時~、2部=14時~。入場無料。「塚口ジャズ」は8月11日にピッコロシアター(南塚口町3)で開かれる。