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尼崎出身パティシエが母校で講演 「なりたい職、就いてる人に相談を」

西さんの話に聞き入る子どもたち

西さんの話に聞き入る子どもたち

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 尼崎市立武庫庄小学校(尼崎市武庫之荘本町3)で5月25日、講演会「ケーキパティシエの話を聞き将来の職業について考えよう」が開催された。

子どもたちの前でケーキデコレーションを実演する西さん

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 同講演は、武庫庄小学校と武庫公民館が、子どもたちに将来について考える機会を持ってもらおうと企画したもの。同校出身で、尼崎市にある洋菓子店「リビエール武庫之荘本店」(尼崎市南武庫之荘3、TEL 06-6438-6433)のオーナーパティシエ・西剛紀さんが講師を務めた。

 講演の中で西さんは「フランスでの修業時代、初めは名前さえ覚えてもらえず、『日本人』と呼ばれ悔しい思いをしながらも懸命に頑張った。帰国後も、日本の気候に合わせてレシピを考え、マカロンは150回以上試作を重ねた」と苦労を振り返り、「趣味ではなく仕事としてのスイーツ作りは大変。何回失敗してもやるしかない」と職業の厳しさを伝えた。参加した子どもたちは真剣な表情で聞き入っていた。

 そのほか、目の前で西さんがケーキをデコレーションする実演コーナーを設け、ケーキを素早く仕上げる様子に子どもたちから歓声が上がっていた。

 質問コーナーで「一番うれしかったこと」を聞かれ、「海外のコンクールで賞を受けたこと。フランス人に勝ったと思った」と西さん。最後に児童と保護者に向けて、「なりたい職業があるなら、その職に就いている人にぜひ話を聞いてみてほしい。保護者の方も、もし子どもがケーキ職人を目指しているなら、僕のところに相談に来てもらえれば」と締めくくった。

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