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尼崎・東難波町に洋菓子店「甘由」 プチガトー、焼き菓子など常時25種類

薄く仕上げたサクッと香ばしい皮に、生クリームと自家製カスタードを合わせたクリームを詰めた「シュークリーム」。午前中に売り切れることもあるという

薄く仕上げたサクッと香ばしい皮に、生クリームと自家製カスタードを合わせたクリームを詰めた「シュークリーム」。午前中に売り切れることもあるという

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 尼崎・東難波町に洋菓子店「甘由(あまゆい)」(尼崎市東難波町5、TEL 06-6415-8866)がオープンして2カ月がたった。

プチガトーで一番人気だという「いちごのショートケーキ」。甘さ控えめで軽い仕上がりの生クリームが、甘酸っぱいイチゴとよく合うという

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 昨年12月1日にオープンした同店。店名は、「尼(あま)で甘いものを通じてたくさんのお客さまと縁や絆をつくり、お客さまの心のよりどころとなれるように」との願いを込めて付けた。店舗面積は約15坪。テークアウトのみ。

 店主の田中学さんは、データヘルス計画等企画・立案支援事業、特定保健指導受託業務などを展開する「ウェルクル」(大阪市)の社長でもあり、洋菓子店経営は初の試みだという。同社社員の妹でパティシエの藤林あゆみさんに店長として声を掛け、「甘由」を出店した。

 田中さんは「健康を考えてきたこれまでを考えると、スイーツは『真逆の位置』」と前置きしつつ、「『食べたいけど健康のため甘いものを控えている』という方は多いが、好きなものを控える生活を続けるのは大変。そこで、体に優しい材料でスイーツを作りたいと考えた。『甘さ控えめ』をコンセプトに、気軽に食べられるスイーツを提供できれば」と話す。

 スイーツの材料は、北海道産の牛乳や生クリーム、フランス産のクリームチーズ、鹿児島県産のブランド卵「ヘルシーたまご」などを使う。店長の藤林さんは「普通の卵と比べ、同じレシピでもヘルシーたまごで作ったケーキはとても甘く感じた。さっぱりとした風味で生クリームなどの甘味を引き立てるので、砂糖の量を減らしてもおいしいケーキに仕上がる。驚くほどの差があった」と笑顔を見せる。

 メニューは、「いちごのショートケーキ」(420円)、「甘由特製ロール」(1カット280円、1本1,500円)、「ガトーショコラ」(380円)、「シュークリーム」(120円)、フィナンシェやクッキーなど焼き菓子(150円~)、期間限定メニュー合わせて常時25種類用意。2月11日~14日は、バレンタイン商品として「生チョコレート」(1,200円)、「アマンドショコラ」(700円)の販売や、ガトーショコラなどチョコレートケーキが20円引きとなる企画も予定する。

 客層は、近隣住民を中心に年配者から小さな子どもを持つファミリー層まで幅広い。田中さんは「奇をてらわず、分かりやすく食べやすいスイーツでありながらも、『ちょっとした手土産』としても使えるブランディングを展開したい。子どもから大人まで幅広く愛されるアットホームな店になれば」と意気込む。「お客さまの声を生かした商品開発や、インスタグラムを活用したイベントなどにも取り組みたい」とも。

 営業時間は11時~19時。水曜・木曜定休(祝日、3月3日は営業)。

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