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尼崎の商業施設で交通安全啓発イベント 横断歩道マナーや飲酒運転防止など訴え

KDDIが制作した「ながら運転VR」を体験するコーナー。スマートフォンとリモコンを手にヘッドセットを装着し、「ながらスマホ」をした時、しなかった時の状態を比較体験する

KDDIが制作した「ながら運転VR」を体験するコーナー。スマートフォンとリモコンを手にヘッドセットを装着し、「ながらスマホ」をした時、しなかった時の状態を比較体験する

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 あまがさきキューズモール(尼崎市潮江1)で12月7日、横断歩道の交通ルールや飲酒運転防止を啓発するイベントが行われた。

飲酒運転防止を呼び掛けることを目的に、関西国際大尼崎キャンパスの学生らがノンアルコールビールを配布した

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 兵庫県民に交通安全思想の普及・浸透などを図る「年末の交通事故防止運動」の一環。尼崎東警察署、同署地域交通安全活動推進委員協議会、尼崎東交通安全協会、市危機管理安全局が実施した。協力団体として、関西国際大尼崎キャンパス、キリンビール、KDDIも参加した。

 当日は、同大学生会による「横断歩道マナーアップ宣言」を皮切りにスタート。横断歩道を渡る前に手を上げてドライバーへ合図を送ったり、車を減速して横断者の有無を確認したりする「横断歩道合図運動プラス」の呼び掛け、ノンアルコールビールや自転車交通ルールを学べる漫画本などの配布、「ながらスマホ」を体験するVRコーナーを展開し、施設を利用する人へ交通安全を呼び掛けた。

 イベントに参加した学生からは「友人の妹が交通事故で亡くなった。このようなイベントで少しでも事故を減らせればと思い参加した」「子どもたちに交通安全の意識を持ってほしい」などの声が聞かれた

 同署交通課の石井理さんは「多くの人へ交通安全を呼び掛けられるよう、多世代が集まる商業施設などで同様の取り組みを引き続き開催していきたい」と意気込む。「昨年と比較し、歩行者が横断歩道で事故に遭うケースが増えている。『横断歩道合図運動プラス』に皆さんも取り組んでもらいたい」とも。

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