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尼崎・立花商店街「肉ふじ」が創業51周年 ステーキ肉、コロッケが人気

人だかりが絶えない「肉ふじ」の店頭

人だかりが絶えない「肉ふじ」の店頭

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 尼崎・立花商店街にある精肉店「ミートショップ肉ふじ」(尼崎市立花町1、TEL 06-6429-6838)が4月で51周年を迎えた。

コロッケ等は注文が入ってから揚げはじめ、熱々のできたてを提供

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 店主の藤岡信也さん(52)の父が1964(昭和39)年、豊中にある実家の精肉店からの独立を決意し、立花で開業。店の前に伸びる立花市場は今ではシャッターが目立つが、当時は人で埋め尽くされるほどのにぎわいだったという。「立花で一番栄えている市場の目の前に物件が見つかり、飛びつくように出店を決めたと聞いている」と藤岡さん。

 人気の理由は「牛肉は神戸市場で厳選した和牛を一頭買いする。ブランドにこだわらずとも、良い肉は良い。一頭買いにより熟成度合いも最高の状態で提供でき、価格も抑えられる」と藤岡さん。同店ではステーキ肉をグラム単位ではなく「1枚単位」で販売しており、約200グラムの特上和牛サーロインが1,998円と、通常の市価より抑えられている。

 客を集めているもう一つの理由は、コロッケをはじめとする揚げ物総菜。季節限定品を含めると約50種のメニューがあるという。「最初は5種からスタートしたが、客のリクエストを取り入れているうちにここまで増えた」と藤岡さん。「客との会話の中で『こんなのおいしいで』と教わったのが『梅豚大葉』(160円)やボンレスハムにポテトサラダを挟んだ『サラダカツ』(150円)。中には『なすとミンチのはさみ揚げ』(90円)のように、客がわざわざ作って来てくれたものも」と楽しげに振り返る。

 急ぎの客以外は注文が入ってから揚げ始め、熱々の出来たてを渡す。一番人気のビーフコロッケ(70円)は一日で約800個、揚げ物総菜全体では1000個以上を売り上げる日もあるという。

 営業時間は10時~19時30分。木曜定休。

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