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市立尼崎高の本田美波選手、体操で全国初制覇 オリンピックへの決意新たに

「日本一」の横断幕を背景にポーズを決める本田選手

「日本一」の横断幕を背景にポーズを決める本田選手

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 市立尼崎高校体操部に所属する本田美波選手が3月24日、広島で行われた第31回全国高校体操競技選抜大会で初優勝を飾った。

獲得したトロフィーと2つの金メダルを掲げ、笑顔の本田選手

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 本田選手は同大会で、跳馬14.150(3位)、段違い平行棒13.150(2位)、平均台13.900(1位)、ゆか13.850(1位)、総合得点55.050。全種目で13点以上、平均台とゆかの2種目で1位獲得の快挙を成し遂げた。

 「去年からいろんな試合で自分のレベルや位置を知り、自分で目標を立て『選抜で優勝する』と決めていた。自信はあった」と本田選手。昨年11月に出場が決まって以来、練習試合で得点を細かくチェックし、弱点を集中的に強化する中で自信と勝利への強い気持ちが生まれたという。

 兄の影響で5歳から体操を始め、中2で全国中学大会の平均台種目1位、高1で国際ジュニア10位、高2でインターハイ3位、イタリア国際団体3位、アジア大会にも出場と、国内外で着実に実績を積んでいる本田選手。最も得意な種目は平均台で、得意技は「バック転~バック転~スワン」という3連続技。休養日の月曜を除き毎日5~6時間練習し、年間14大会に出場するというハードな日々だが「体操をやっているだけで楽しい。体操が好き」と笑顔を見せる。疲労がたまったり、思うように体が動かなかったりした時のリフレッシュ法は「温泉」といい、尼崎市内の「みずきの湯」がお気に入りという。

 次の大会出場は4月25・26日の全日本選手権(代々木第一体育館)。世界選手権の選考も兼ねた重要な大会となるが「自分の演技ができれば大丈夫」と自信をのぞかせる。2016年リオデジャネイロオリンピック出場については、「小さい頃『行けたらいいな』という夢だったが、今は手の届く位置にいる。絶対行きたい」と力を込める。

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