尼崎商工会議所サムライ研究会(尼崎市昭和通3、TEL06-6411-2254)が1月19日から開催している「経営に役立つセミナーシリーズ」が人気を集めている。
サムライ研究会というと歴史研究サークルのようだが、実際は「1級建築士」や「弁護士」、「行政書士」といった12業種の「士」業者が集まった専門家集団。異業種交流によるネットワークづくりを主眼としつつ、それぞれが持つ専門性を生かして地元の中小事業者のために経営相談を行っている。
同セミナーの第1回は「絶対黒字にする社長のビジネス書活用術」をテーマに、香川晋平公認会計士が講義した。香川さんは年間約200冊のビジネス書を読み、自身も6冊の書籍を出版している経営のエキスパートで、講師としても活躍の場を広げている。
セミナーでは香川さん自身の経験や裏話なども交えながら、成功している経営者がどのようなビジネス書を読み、どのように活用しているのか、などを紹介した。当日は地元の経営者を中心に定員を超える36人の受講者が集まり、「読書の大切さがわかった」、「効率的な本の読み方がわかった」と好評だったという。
今後の講座内容としては事業拡大を目指す経営者に向けた「海外取引、海外進出の注意点」や、「人材難に打ち勝つ!人が集まる方法、伝授します!」といった人事や労務関連の講座、「『後継者の軍師』が語る事業継承の罠(わな)とその対策」など、現実に多くの事業者が直面している課題に対応した多彩なプログラムを用意している。
参加無料。電話とホームページで参加予約を受け付けている。期間は3月25日まで。