尼崎の大型銭湯「極楽湯」(尼崎市浜1、TEL 06-6497-4126)で1月29日、マグロ解体ショーと即売会が開催される。
2012年から3カ月に1回、定期開催している同イベント。和歌山・串本から直送した30キロ~50キロの本マグロを客の目の前で解体し、お造り、握り、丼やサクにして販売する。持ち帰りも可能。マグロは、同地の養殖いけすで泳いでいるマグロを注文後に水揚げし、電気締めなど特別な処理を施すことで冷凍することなく鮮度を高く保ったもの。毎回、料理長の包丁さばきを見物しようと開始前から多くの人が集まるという。
同施設には「お食事処(どころ)」があり、鹿児島産「桜島美湯豚」、鹿児島産のカンパチ「海の桜勘(おうかん)」などを使い、本格的な料理の修業を積んだ料理長がそれぞれの素材を生かした料理に仕立てて提供する。鹿児島産ハマグリを使った「あんかけチャンポン」は昨年11月の「ワールドちゃんぽんクラシック」にも出品し話題となった。
運営会社「アスモ」(大阪市中央区)温浴事業部の小野山祐一さんは「『銭湯でこんなにおいしいものが食べられるのか』と常識を覆す挑戦と、何よりお客さまに喜んでもらいたいという料理スタッフのこだわりから生まれたイベント。子どもたちも興味津々でいつも見入っている。家族で楽しんでもらえたら」と来館を呼び掛ける。
開催時間は12時~。銭湯の営業時間は6時~翌1時。入浴料は中学生以上=440円、小学生=150円、幼児=60円、2歳以下無料。第3火曜定休。