配管継ぎ手メーカー「ベンカン・大阪工場」(尼崎市西長洲町3)は9月1日、同社事業開発室が手掛けた円筒形状の樹脂製ブロック玩具「Tublock(チューブロック)」の発売日を10月21日に決定し、新規事業として事業開発室が独立した新会社「チューブロック」を8月26日に設立したことを発表した。
キャラクターの一例「ロボット」。自立し、アームを動かすことも可能
配管継ぎ手の「つなぐ」機能を生かし、つながる楽しさを多くの人に広めようと開発された同商品。発売前から地域のイベントや玩具の展示会などへ精力的に参加しPR活動を展開。開発担当で、新会社社長に就任した鈴木隆也さんによると、特殊な連結構造により分岐や回転が可能なギミックが受け、「面白い」「こんな商品を待っていた」「いつ販売するのか」と国内だけでなく海外からも問い合わせが相次いだという。
より多くの人に知ってもらおうと、地元の映像制作チーム「エアグラウンド」とタッグを組み、商品内容や作り方のコツなどを動画で紹介する「チューブロックチャンネル」をユーチューブに開設。鈴木さんは「ブロック玩具は作る過程を見せないと伝わりにくい。エアグラウンドとパートナーを組むことでさまざまな動画を作っていただけるのは、われわれにとってありがたい取り組み。動画を見た方からも好評をいただいている」と話す。
1セットでクマやゾウなど3種類の動物が制作できる「3in1セット」(1,000円~)、M・Lサイズのパーツ計78個がそろう「キッズセット3色」(3,000円)、本格的なプラント模型制作を楽しめる「プラントセット」(2万円、以上全て税別)など全25種類を発売予定。
鈴木さんは「ベンカングループのスローガン『知恵と勇気を持って変化にチャレンジしよう』の下、新規事業として立ち上がり、協力企業やクリエーター、お客さまとのつながりでさまざまなコンテンツも誕生した。今後もチャレンジ精神を持って、ユーザーへ商品をお届けできるよう頑張っていきたい」と意気込む。問い合わせはチューブロック(TEL 06-6482-1330)まで。