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写真アルバム「尼崎の昭和」出版 600点の写真で振り返る街の歩み

「尼崎の昭和」表紙

「尼崎の昭和」表紙

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 出版社「樹林舎」(愛知県名古屋市)が2月19日、尼崎市内で昭和時代に撮影された600点の写真を集めた「写真アルバム 尼崎の昭和」を出版した。

「第1回尼崎市民まつりに参加する北出だんじり」(1972年)

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 市の地域研究史料館、文化財収蔵庫、企業や市民が提供した未公開写真を中心に約600点を選び、詳細な解説と共に掲載した同書。「思い出の街並みや商店街」、「激変した市北部の風景」、「懐かしい鉄道駅」や「元気な子どもたちの姿」など、10の項目に分けて紹介する。

 昭和の尼崎を襲った二つの台風、女性の生活の移り変わり、高度経済成長の影響など、歴史的意味合いの大きい事象は、フォトコラムを設け特集している。

 編集を担当した同社の宇佐美紀人(のりと)さんは「写真を提供した人々が、50年以上前の写真一枚一枚について鮮明に記憶していて、湧き出すように当時の話を語ってくれたことが印象的だった。取り直し可能なデジタルカメラが主流となった現代よりも、写真に残る思い出が深く刻まれていることを実感した」と話す。

 「目に止まる風景は人によって異なるだろうが、どこかぐっとくる写真が集まったアルバムに仕上がったと感じている。市制100周年を機に尼崎の昭和時代の歩みを振り返ってほしい」とも。

 仕様はA4判、全280ページ(カラー16ページ)。価格は9,990円。1500部限定、予約優先販売。

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