尼崎市社協会館(尼崎市東大物町1、TEL 06-6489-3550)で「第44回ふるさと交流会館まつり」が開催された。
44回目の今年は沖縄県人会、島根県人会、高知系県人会、鹿児島県人会、奄美会の5つの県人会が協力し、島根県の杵つき餅実演つきたて即売、沖縄県の沖縄そばの飲食ブースや各県の物産展の出店のほか、3階の大広間では高知系県人会による舞踊や島根県人会のどじょうすくい踊り、沖縄県人会によるエイサーと琉球舞踊、鹿児島県人会の血液ガタガタ踊り、神戸大学の生徒らによるチンドン屋やカラオケなど31演目が披露された。
初回開催当時、さまざまな地域から働くために尼崎に来て住みついた人が多くおり、その中で「県の枠を越えて互いに支え合い仲間意識を高めていこう」という思いから始まったという。「今では住みついた人に子どもや孫もあり、親の故郷を知らない人がたくさんいる。そういう人たちにも伝統文化などを知っていただければ」と尼崎鹿児島県人会の下川会長。
「さまざまな県の飲食もでき物産展もあり郷土芸能も見られるイベントは尼崎ではあまりない。開始と同時にたくさんのお客さまが来てくださり、みんな笑顔になってくれてとてもうれしい」と振り返る。