特集

尼崎市長期実践型インターンシップ VOL.3 ~栄水化学編~

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左から松本久晃社長、インターン生の大藤嵯生さん、インターン担当の安廣琴恵さん
尼崎長期インターンシップ生 大藤 嵯生さんへのインタビュー
大藤 嵯生 和歌山大学 経済学部 ビジネスマネジメント学科 3回生。妹尾ゼミに所属し、管理会計に関する研究をしている
今回のインターンシップのゴール:イベントの企画・実施。小学生向けのエコピカ博士のおそうじ塾のカリキュラム作成をすること
-では最初に、大藤さんが「長期インターンシップ」に応募したきっかけを教えてください
大藤さん 大学3年生になって、講義もほとんど終了している状況で、「何か新しいことを始めてみたいな!」と思ったのがきっかけですね。
-栄水化学さんを選ばれた理由は?
大藤さん 尼崎長期インターンシップに参加している魅力的な企業はいくつもありましたが、募集要項を読んで、一番興味を持ったのが栄水化学さんの「エコピカ博士のおそうじ塾」でした。遊びを取り入れることでおそうじの楽しさを知ってもらおうというものなのですが、そこに「そうじをすることはきれいにすることだけじゃない、色々な価値がある」と書いてあって、そこが僕には「新しいこと・イノベーション的なこと」だと感じられて。それで栄水化学さんを選びました。
-インターンではどのようなことをしていますか?
大藤さん はい、企画とその実施をしています。内容なども自分で一から考えています。
-最後に尼崎についての感想をお願いします。
大藤さん 尼崎はもっと怖い街だと思っていました。でも、インターンの面接で初めて訪れた時、きれいな街で全然怖くなかったんですよ。イメージが変わりました。
続いて代表取締役社長 松本 久晃さんへのインタビュー
松本 久晃 大学卒業後、一般企業に勤めたのち、家業の栄水化学に入社。2007年に三代目社長に就任
-松本社長が、今回のインターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてもらえますか?
松本社長 実は最初からインターンを受け入れようと思っていたわけではないんですよ。
-と言うと?
松本社長 インターンという形で限定せずに、何らかの形で、学生さんと接点を持っていこうと思ったのが最初でした。社員という立場では無く、会社を「外」から見ることが出来て、なおかつ何か新しいことを始める上での「アイデア・ヒント・その役割」になってくれる人がいたら、会社はすごくよくなると考えていました。
-ではインターンを受け入れようと思った直接的なきっかけとは?
松本社長 インターン生が新製品を開発したことを聞いたからです。何か新しいものを生み出すことって、私たちは「経験値」はあるけれども、既成概念があって駄目なんですよ。一方若い人は「経験値」はないけれども、その分「柔軟な発想」を持っていますよね。だから面白いことを始めるのはいつも若い人だと思うんです。
-今回、インターンを受け入れられてどのような成果がありましたか?
松本社長 僕らではできない企画、思いつかないアイデアを今回成功させてもらって、「あ、事業のカリキュラムが1個増えたな」と思えるようになれば成果かなと。
子どもたちに「おそうじ」を教えることが、「育成」・「教育」に繋がればという思いから始まった「エコピカ博士のおそうじ塾」。2016年2月13日に開催された子ども向けイベント「あまらぶワークショップ」にて、大藤さんが企画した「エコピカ博士のおそうじ塾 脱出ゲームに挑戦じゃ」を開催。妖怪に閉じ込められた子どもたちが部屋から脱出するため「おそうじミッション」にチャレンジするという内容で、拭いた床などから暗号やヒントが出てくる仕組みに、子どもたちは一生懸命考えたり、妖怪のVTRに驚いたりと大盛況だった。
-大藤さんがインターンを始めてから変わったなと思うところはどこですか?
松本社長 戸惑いの数が減ったことですね。普段経験できないことをしているので、最初はたくさん戸惑いがあったと思いますが、今はアクシデントにも対応できるようになっていると感じます。
-最後に尼崎で働くことの魅力を教えてください。
松本社長 私は生まれた時から尼崎にいます。働くことの魅力と聞かれると難しいですが、尼崎って歴史も古くて、いいところなのに、イメージが悪いっていうところがありますね。なので、人が住みやすいように広報すればいいんじゃないかと思います。課題として、教育がしっかりできていないところがあると思うので、僕らの仕事を通して、それを推進していけたらいいなと思います。
最後にインターン担当者 安廣 琴恵さんへのインタビュー
安廣琴恵 今回インターンシップ担当として大藤さんの指導にあたる
-「大藤さんがいてくれて助かったな」と思うところは?
安廣さん アイデアを出してくれるところですね。エコピカ博士以外にも日常的な業務を手伝ってもらって、それもすごく助かるんですが、やっぱり一番助かるのは、「アイデアを出し、企画を作ってくれること」です。私はなかなかアイデアってぱっと出てこなくて、インターンシップの大藤君がいてくれたからこそ、エコピカ博士は成功するのかなと思います。
-「大藤さんのここが成長したな」と思うところは?
安廣さん 最初はわからないことが多くて、「指示を待つ」とか「言われてないからしない」だったんですけど、一回二回とインターンを進めていくにつれて、会社のことがわかってきて、自ら進んでやっていくようになったのが成長かなと思います。
終始和やかなムードで行われた取材。その場に居合わせた本社スタッフさんと一緒に
●栄水化学

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