プレスリリース

無人/有人運転の切替拠点での自動運転トラックの発着に初成功 高速道路「外」も走行可能に

リリース発行企業:株式会社T2

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株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友、以下「T2」)は、レベル4*?自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現に向けて、関東・関西の各インターチェンジの近くに設置した無人/有人運転を切り替える拠点(以下「切替拠点」)における自動運転トラックの自動発着に初めて成功しました。さらに、無人トラックの将来的な運用を見据えて、スマートフォンからのトラックの発車指示も可能にしました。

高速道路の「外」に位置する切替拠点に出入りすべく、「高速道路」だけでなく「一般道」をも自動で走行できる技術を開発・実装した事例は今回が国内で初めて*?です。これにより、レベル4の幹線輸送サービスで前提となる、切替拠点から別の切替拠点までの一連の行程における自動走行が技術的に可能となります。T2では、これらの新たな技術を実装した自動運転トラックを、大手運送会社など約30社を対象にすでに提供している商用運行*?に2027年1月より導入します。

切替拠点からの出発にあたり作業員がスマートフォンから自動運転トラックに発車を指示する様子

T2は「自動運転技術を活用し、日本の物流を共に支える」というビジョンを掲げ、将来的なトラックドライバー不足に対応すべく、2027年度以降にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指しています。これに向けて2024年以来、自社で開発したレベル2*?自動運転トラックを用いて大手運送会社やメーカーなどの荷物を輸送する実証を推進し、2025年夏からは、実証を経た企業に定期輸送を提供する「商用運行」も関東ー関西間の高速道路で始め、ユーザーは約30社まで拡大しています。

こうした「運送事業の構築」と両輪で進めているのが「自動運転技術の開発」です。2026年3月には、関東ー関西を結ぶおよそ500kmの高速道路本線で、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も発生させず完走しました*?。さらに5月には、高速道路の料金所を自動で通行する実験に国内で初めて成功する*?など、自動走行区間を着実に拡大してきました。

レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの行程のイメージ

その上で次なるステップとして取り組んできたのが「切替拠点における自動発着」です。T2では、レベル4を見据えて、▼高速道路を中心とする無人運転と、▼一般道における有人運転を切り替えるためにドライバーが自動運転トラックに乗り降りする切替拠点「トランスゲート」*?を今春、関東・関西の各インターチェンジの付近に設置しました。レベル4では、こうした切替拠点から出発して一般道を通じて料金所を通行し、高速道路を経て別の拠点に到着するまでの一連の行程において自動走行が前提となるため、まずレベル2でこれをクリアできるよう、9月中旬から公道で実験を開始しました。

切替拠点「トランスゲート綾瀬」

自動車に対し車両を追従・停止させる対応にテストコースで取り組む様子

上記の行程のうち「切替拠点における自動発着」にあたっては、▼10mほどの幅しかない拠点の出入り口に対し全長およそ12mの大型トラックが複数台出入りする運用も想定しなければならない上、▼切替拠点と料金所を結ぶ一般道の走行においては歩行者や自転車と遭遇する可能性があるため、これまでT2が開発に取り組んできた高速道路上の走行とは別の次元で高い技術力が必要となります。

このため本実験に向けて、▼拠点の出入りにあたり、大型トラック特有の内輪差やハンドル操作の限界などを踏まえて、車体が道路の端や構造物から必ず1m以上距離を取ることができるよう、あらかじめ数cm単位で走行軌道を設計しました。さらに、▼一般道で歩行者や自転車に遭遇した場合に十分な距離を確保すべく、車両に搭載したセンサーを用いて前方60mの範囲で対象を幅広く認識し、認識後に当該の対象に車両を追従・停止させる対応を取ることができるようにしました。

この結果、同月、▼東名高速道路・綾瀬スマートIC(神奈川県)近くの切替拠点「トランスゲート綾瀬」から出発し、一般道を通じて同ICの料金所を通行し、高速道路に合流する行程と、▼高速道路から中国自動車道・西宮北IC(兵庫県)の料金所を通行し、一般道を経て同IC近くの切替拠点「トランスゲート西宮北」まで到着する行程をそれぞれ自動走行することに初めて成功しました。

スマートフォンからトラックに発車指示する際の画面のイメージ(指示前)

スマートフォンからトラックに発車指示する際の画面のイメージ(指示後)

さらに本実験では、拠点からの出発にあたって、T2で独自に開発したWEBアプリケーションを用いてスマートフォンから自動運転トラックに発車を指示するデモもあわせて実施し、これに成功しました。レベル4においては、ドライバーがトラックから降車した後、切替拠点の作業員がこのWEBアプリケーションで無人のトラックを出発させるオペレーションを想定しており、本実験では、トラックを拠点から出発させるまでの作業員の一連の動作を確認しました。
https://www.youtube.com/watch?v=_y087Vz6kM8

今回の実験の成功は、これまで成し遂げてきた「高速道路本線の完走」や「料金所の通行」とともに、レベル4に向けた自動運転技術の開発における重要なマイルストーンの達成となりました。T2では、これらの新技術を実装した自動運転トラックを2027年1月から商用運行に順次導入する予定で、これに先立つ10月19・20日、福山通運株式会社の便で車両を試験使用し、実際に荷物を運びました。

今後、レベル4に向けては、車両故障や急激な悪天候の発生といった緊急事態に遭遇した際に無人のトラックを安全な場所へ退避させる技術を開発・実装するなど、いかなる状況でも安全を担保できる仕組みを構築していきます。さらに、レベル4の幹線輸送サービスを実現させるため、切替拠点の作業員がスマートフォンで他の自動運転トラックの運行状況を確認できるようWEBアプリケーションに機能を追加するなど、オペレーションの具体化も加速させていきます。

*? 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
*? 自動運転トラックを用いた運送事業者が切替拠点における自動運転トラックの自動発着技術を開発・実装した国内の事例として。2026年10月21日時点のWEB調査。T2調べ
*? 本件に関するニュースリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf
  ユーザー数は2026年10月21日時点のもの。
  以下、T2ホームページの「自動運転トラックによる幹線輸送サービス」にて一覧化:https://t2.auto/business/
  本件に関する記事コンテンツ:https://note.com/t2_auto/m/m536222e3ab17
*? ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*? 本件に関するニュースリリース:https://t2.auto/news/2026/0331.pdf
本件に関する記事コンテンツ:https://note.com/t2_auto/n/n7f24743a804f
*? 本件に関するニュースリリース:https://t2.auto/news/2026/0615.pdf
本件に関する記事コンテンツ:https://note.com/t2_auto/n/n2834509b11c2
*? 本件に関するニュースリリース:(トランスゲート綾瀬、トランスゲート神戸西)https://t2.auto/news/2026/0424.pdf
  (トランスゲート西宮北)https://t2.auto/news/2026/0615.pdf
  本件に関する記事コンテンツ:https://note.com/t2_auto/n/ncc3a406f2d74

会社概要

本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 1階
代表者:代表取締役 CEO 熊部 雅友
設立日:2022年8月30日
事業内容:自動運転システムの開発、レベル 4 自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
企業サイト:https://t2.auto/
X:https://x.com/t2_auto
Instagram:https://instagram.com/t2_auto_truck
note:https://note.com/t2_auto

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