プレスリリース

VRChatで“本格的な結婚式”を――新サービス「V婚式 Ding」を発表。

リリース発行企業:株式会社The Sow

情報提供:

株式会社The Sow(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役:岸下海斗)は、メタバースプラットフォーム「VRChat」上で“本格的な結婚式”を挙げることができる新サービス『V婚式 Ding(ディング)』を発表いたしました。
本プロジェクトは、メタバース空間だからこそ可能な自由で幻想的な演出と、現実の結婚式と変わらない温もりや感動を両立させ、次世代のブライダル体験の創出を目指します。
オンライン上で人と人が出会い、絆を育むことが当たり前になった今、「結婚式」という人生の節目もまた、新しい形で進化すべきではないか──。そんな想いから、『V婚式 Ding』は始動しました。




【プロジェクト発足の背景:メタバースが「もう一つの日常」になった時代】

かつて「出会い系」と呼ばれ社会的な抵抗感が強かったサービスは、この10年で「マッチングアプリ」として社会に浸透し、市場は劇的に変化しました。
主要アプリの累計会員数は2,000万人を超え、市場規模は年間342億円(2025年予測)に達しています。 今や、結婚するカップルの4組に1組がアプリで出会う時代であり、「デジタルでの出会い」はブライダル市場における主要なインフラとなりました。

新型コロナウイルスのパンデミックを経て、私たちのコミュニケーションのあり方は劇的に変化しました。物理的な距離を超えてつながるオンライン文化が加速し、特にVRChatに代表されるメタバース空間は、単なる「ゲーム」や「仮想現実」を超え、多くの人々にとって「第二の日常」と呼べる生活空間となっております。
そこでは日々、新しい出会いが生まれ、コミュニティが形成され、現実世界と何ら変わらない、あるいはそれ以上に深い人間関係が育まれています。メタバースで出会ったパートナーと人生を歩むことを決意する、いわゆる「メタバース婚」も、もはや珍しい出来事ではありません。
しかしながら、一方で、人生の最も重要な節目である「結婚式」をメタバース空間で本格的に執り行うための受け皿は、依然として十分に整備されているとは言えません。
多くの場合、ユーザー有志による手作りのイベントとして開催されていますが、「自分たちでワールドやギミックを用意するのが難しい」「儀式としての厳かさや感動的な演出を両立させたい」「大切な思い出をクオリティの高い映像や形で残したい」といった需要も存在します。
また、現実の結婚式においては、高額な費用、地理的な制約、形式や慣習へのプレッシャーなど、様々なハードルが存在します。
『V婚式 Ding』は、こうした現代社会とメタバース文化の交差点に立ち、「メタバースで生まれた絆を、メタバースで祝福できる文化」を創造するために発足しました。

【リアル結婚式と競合しない、新しい市場】

『V婚式 Ding』は、基本的に現実での結婚式市場を奪うものではありません。 招待するコミュニティが全く異なる、「もう一つの結婚式」という新しい需要に応えるものです。
リアル結婚式:招待客は「親族・会社関係・リアルの友人」。「社会的な自分」のお披露目。
V婚式 Ding:招待客は「VRChatのフレンド・コミュニティの仲間」。「メタバース上の自分(アバター)」のお披露目。
物理的な距離や、リアルでの関係性の問題で、これまで招待できなかった「メタバースの大切な仲間たち」に祝福される場を創造します。

【「V婚式 Ding」が目指すビジョン:誰もが“理想の誓い”を立てられる場所】

私たちが目指すのは、単なるバーチャルイベントの提供ではありません。現実と仮想の境界を超え、新郎新婦や参列者一人ひとりの心に深く刻まれる「儀式」をデザインすることです。

1. 距離や制約からの解放 『V婚式 Ding』が提供する結婚式には、物理的な制約がありません。世界中に散らばった友人、病気や事情で移動が難しい家族も、アバターの姿で同じ場所に集い、リアルタイムで二人を祝福することもできます。現実では実現が難しかった「全員参加の結婚式」が、ここでは実現可能となります。

2. “なりたい姿”で誓う、自己表現の最大化 メタバースの最大の魅力は、誰もが「なりたい自分」でいられることです。現実の性別、年齢、外見、あるいは身体的な障害にもとらわれず、最も自分らしいと信じるアバターの姿で、愛を誓うことができます。私たちは、その自由な自己表現を最大限に尊重し、輝かせます。

3. メタバースだからこそ可能な「感動体験」の追求 現実の物理法則を超えた演出は、メタバースウェディングの醍醐味です。例えば、誓いの言葉とともにチャペル全体が満天の星空に包まれたり、通常では不可能な量のフラワーシャワーで新郎新婦をお祝いしたり──。
『V婚式 Ding』では、VRChatの技術(ギミック)を駆使し、現実では不可能な、幻想的でドラマチックな演出を構想しています。


【サービス構想と今後の展開】


『V婚式 Ding』は現在、正式リリースに向けて、サービスの中核となる専用の式場ワールドや、セレモニーを彩る独自の演出ギミックの開発を進めています。
今後は、公式Xを通じて、制作の進捗やサービスの世界観、開発に込めた想いなどを積極的に発信してまいります。
また、私たちはこのプロジェクトを閉じたものではなく、VRChatコミュニティやクリエイターの皆様と共に育てていく「共創型プロジェクト」として位置づけています。

正式リリースに先立ち、衣装(アバター)ブランド様、ワールド制作者様、そしてリアルのブライダル業界関係者様など、垣根を越えた幅広いパートナーシップを模索してまいります。
私たちのビジョンに共感し、新しいブライダル文化の創造にご協力いただける企業様・クリエイター様からのお声がけを心よりお待ちしております。

最新情報は公式X(旧Twitter)にて随時発信いたします。 [@VRC_Wedding]

【代表コメント】

株式会社The Sow 代表取締役 岸下 海斗

「『V婚式 Ding』は、単なるビジネスではなく、メタバースで生きる人々の“文化”を創造する試みです。アバターの姿であっても、そこには確かに「心」が通っています。私たちは、その心のつながりを祝福し、永遠の思い出として形に残すお手伝いをしたい。
現実と仮想の境界を溶かし、すべての人が自分らしく愛を誓える場所。そんな温かい世界を、皆様と共に創り上げていきたいと強く願っています。」




【会社概要】

会社名:株式会社The Sow
所在地:兵庫県神戸市中央区
代表者:代表取締役 岸下 海斗
設立:2024年 2月
事業内容:メタバース・XR領域におけるイベント企画・開発、デジタルプロモーション事業

【本件に関するお問い合わせ先】
メール:info@the-sow.com
公式X:@VRC_Wedding

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