シンポジウム「地域歴史遺産の『保存』と『活用』 博物館・公文書館の役割」が9月22日、オンラインで開催される。主催は園田学園女子大。
同大では2016(平成28)年から、地域歴史遺産に関するシンポジウムを毎年開いており、尼崎に古くから伝わる「怪異伝承」に着目したものや、歴史遺産を生かしたまちづくりを探るものなどバラエティーに富んだ内容を展開。今年3月には、総括的な位置付けとなるシンポジウムを開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期となっていた。
今回、感染拡大防止に配慮し、初の試みとなるオンラインでの開催を決定。市立文化財収蔵庫と市立地域研究史料館の機能を統合した新施設「市立歴史博物館」が10月に開館するのを前に、これまでの研究成果を踏まえ「地域歴史遺産をどのように『保存・活用』できるか」「未来に伝えるため、地(知)の拠点である大学と文化行政を担う自治体がどのように協働できるか」などを考える。
登壇者は、稲村和美尼崎市長、兵庫県立歴史博物館の藪田貫館長、神戸大大学院人文学研究科の市澤哲教授、園田学園女子大人間教育学部の大江篤教授。
シンポジウムはユーチューブでライブ配信する。開催時間は13時30分~15時30分。要申し込み。締め切りは9月18日。問い合わせは同大社会連携推進センター地域連携・研究支援ユニット(TEL 06-6429-9921)まで。