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伊丹西台ポスター展総選挙 グランプリは「では、ねぎまになってきます。」

グランプリを受賞した「比内地鶏専門とりしげ」ポスター

グランプリを受賞した「比内地鶏専門とりしげ」ポスター

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 伊丹市立産業・情報センターマルチメディアホールで4月1日、「伊丹西台ポスター展総選挙」結果発表および表彰式が行われた。

グランプリを受賞したポスターを手掛けたコピーライター・倉光さん(左)とデザイナー・瀬野尾さん

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 2014年11月1日~2015年3月1日に開催されていた同ポスター展は、「買わんでええから見に来てや」のキャッチフレーズで電通関西支社の若手クリエーターたちが地域や商店街の活性化を目的に2012年より始めた試みで、大阪府の「新世界市場」「文の里商店街」に続き今回で3回目。飲食店や小売店など36店舗の個性あふれるポスターが張り出さた商店街には多くの人が訪れ、メディアなどでも取り上げられ話題となっていた。

 気に入ったポスターの投票を受け付ける総選挙を実施し、参加店舗5カ所に投票所を設置したほか伊丹市のイベントなどに出張投票所を設け、投票数は約6500票に上った。36店舗中グランプリを獲得したのは同社のコピーライター・倉光真以さんと「株式会社すばらしい日々」所属のデザイナー・瀬野尾佳美さんが手掛けた「比内地鶏専門とりしげ」のポスター。比内地鶏がネギを背負い「では、ねぎまになってきます。」と書かれた作品など4パターンを作成。同ポスターはコピー賞、グラフィック賞など4冠を達成した。

 グランプリを受賞した瀬野尾さんは「ほかの鳥を代替で撮るような『食品偽装』は無し。動く比内地鶏を撮るのは大変だった」、倉光さんは「笑いに走りすぎるのではなく比内地鶏を扱う『とりしげ』のイメージを損なわない納得のいく内容のポスターにしたかった」と作成時の苦労を語った。

 実行委員長を務めた甲斐智也さんは「最初は電通側の要求も多く大変だった」と同ポスター展を振り返り、「いろいろな面で鍛えてもらった。教えてもらったノウハウを生かし、伊丹らしいイベントをこれからも企画、開催していきたい」と意気込んだ。

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