尼崎のあましんアルカイックホール(尼崎市昭和通2、TEL 06-6487-0910)で5月6日、「あまがさきJAMフェスティバル」が開催される。
大阪を代表するソウルシンガーQUNCHOさん(左)とジャズギタリスト畑ひろしさんのデュオも見どころ
ジャズ、ブルース、ロック、ボサノバなどさまざまなジャンルの音楽を通じ「世代を越えて人々に感動を伝え、観客、ミュージシャン、スタッフが一体となって作り上げる音楽祭」をテーマに据える同イベントは今回で2回目。若手からベテランまで、関西を拠点に活動する実力派プロミュージシャンたちが一堂に会し、この日のステージのためのスペシャルユニットを組んでジャムセッション的な演奏を繰り広げる。
昨年はオクトホールだけのステージだったが、今年は同ホールで6組、ホール併設の「カフェレストランブラヴォー」でジャズ5組が演奏を披露。ブラヴォーでは食事しながらジャズ演奏を楽しむことができる。
出演は、オクトステージの「DENRIKI-ADULT=SHOCK!!」「QUNCHO&畑ひろし」「越山満美子Trio with Yuka」「Three Spirit Jazz Band」「高尾典江&溝口恵美子スペシャルバンド」「藤村麻紀with チェレand Fellows」、ブラヴォーステージの「井上歓喜+西垣ドラミ♪」「タンゴアンサンブル・ガラピニャーダ」「まなみxまさっくす」「鈴木孝紀Acoustic Jazz Band」「永田有吾カルテット」。
実行委員の田淵匡徳さんは「音楽は人の心を豊かにし、人と人とをつなげるもの。制作スタッフも心を込めて、ゴールデンウイーク最後の日曜を楽しんでいただけるステージ作りに取り組みたい。心に残る音楽に、ここで出合ってほしい」と笑顔を見せる。
ミニホールでは、関西初となる7大学対抗の「学生コンボジャズコンテスト」を同時開催する。出場校は関西学院大、関西大、大阪音楽大、甲南大、甲陽音楽学院、神戸大、大阪大。優勝バンドと最優秀ソリストはプロたちが並み居るオクトステージにも参加して演奏を披露する。
田淵さんは「学生コンボのコンテストでは、プロを目指し、日夜練習に励む学生ミュージシャンの育成に貢献したい。コンボジャズはメンバー個々のアドリブ演奏が醍醐味(だいごみ)なので、有望なソリストにも着目する舞台になっている。このコンテストが刺激となり、プロミュージシャンへの登竜門として認識してもらえたら」と期待を寄せる。
開催時間は、オクトステージ=14時~20時30分、ブラヴォーステージ=11時~15時45分、ミニホール(学生コンテスト)=12時~15時。入場料は、前売り=1,500円、当日=2,000円(オクト、ブラヴォー共通)。自由席。ミニホールは入場無料。